【2025年7月16日】富士フイルムビジネスイノベーションは、アジア・パシフィック地域での資源循環体制を強化するため、フィリピン・ラグナ州に再生機の製造拠点「Circular Manufacturing Center(CMC)」を新設する。
着工は今年7月、稼働開始は2026年8月を予定。
同拠点は、富士フイルムグループの製造子会社であるFUJIFILM Optics Philippines(FOPH)の敷地内に開設し、使用済み複合機を分解・清掃・部品交換し、新造機と同等の品質で再生機を製造する。部品リユース率は最大84%(重量比)を実現しており、商品として新たに製造年月やシリアル番号を付与する。
フィリピンはアジア・パシフィックの物流・供給網の中心に位置しており、地理的な優位性も評価された。CMCでは、既に日本国内で確立された製造プロセスを導入することで、早期の安定稼働を目指す。
富士フイルムビジネスイノベーションは1995年に「廃棄ゼロ」を目指す全社リサイクル方針を策定し、商品のライフサイクル全体を視野に入れた「クローズド・ループ・システム」を構築。これまでに中国・蘇州、オランダでも同様の資源循環拠点を開設しており、今回のフィリピン拠点は3拠点目となる。
同社は今後も、世界各拠点との連携を通じて環境負荷低減と資源循環の促進を推進し、持続可能な社会の構築に貢献するとしている。
所在地:107 Prosperity Ave. Carmelray International Business Park-SEZ, Canlubang, Calamba City 4028 Laguna
専有面積:約500㎡
従業員数:50名(予定)
工事開始:2025年7月
稼働開始:2026年8月(予定)
事業内容:アジア・パシフィック地域で回収された複合機の再生製造(新品同等の品質保証)
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