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大日本印刷 「DNP AI審査サービス」に「記者ハンドブック 第14版」準拠の文書チェック機能 販促物や広報資料の校正に

【2025年7月14日】大日本印刷(DNP)は、企業の販促物や広報資料の作成時に、内容の正確性や妥当性を確認する「DNP AI審査サービス」に、新たにファクトチェック機能を追加した。
あわせて、共同通信社の「記者ハンドブック 第14版」に準拠した文書チェック機能もオプションで提供を開始した。

今回の機能追加により、企業の統合報告書やニュースリリースなど各種文書における情報の矛盾や誤りを、生成AIの活用によって効率的に検出できるようになる。また、用字用語の誤用や不適切表現の是正を支援することで、校正・校閲業務の省力化と精度を向上した。

ファクトチェック機能では、統合報告書やサービス利用約款など、企業が過去に発表した各種文書を事前に生成AIに学習させることで、販促資料やプレゼン資料などとの整合性を確認する。加えて、法律・業界ルール改定への対応や、引用情報の正確性確認にも対応可能としている。

一方、「記者ハンドブック」に基づくチェック機能では、差別的表現や不快語、不適切なジェンダー表現などを検出し、代替表現を提示。企業の対外的な発信文書の信頼性と社会的配慮の両立を支援する。

価格は、基本機能を含むサービスが初期費用800万円から、月額利用料60万円から。オプションの文書チェック機能は初期費用50万円から、月額5万円から提供する。

DNPでは今後、法令チェックや多言語対応、企業独自の表記ルールへの対応機能なども拡充し、製薬やインフラ業界、IR・広報部門向けに展開。2028年度には関連サービスを含めた売上10億円を目指すとしている。

DNP AI審査サービス
https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172494_4986.html

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