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【年頭所感特集】日本フォーム印刷工業連合会 会長 櫻井醜 次世代の人材を育成し、新たな変革期を乗り越える

【2019年1月7日】年頭にあたり皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は日本フォーム印刷工業連合会の活動にご協力いただき、厚く御礼申し上げます。本年が皆様にとって実り多き一年となりますようお祈り申し上げます。

フォーム工連 櫻井会長

 

進む情報化 対応する「場」を

さて新しい年、2019年が始まりました。新しい年はますます情報革命が進展します。
情報革命とは、具体的には実社会のあらゆる情報がデジタル化され、ネットワークを通じて自由にやりとりが可能になる、また、集まった大量のデータを分析することにより、新たな価値が生まれる、一方その膨大なデータを機械が自ら学習し、人間を超える高度な判断が可能になる、それによって多様かつ複雑な作業についても自動化が実現する社会になる、ということです。
今年、私はこの情報革命を牽引し、日本経済の未来を切り開くために、次世代の人材を育成する「場」を立ち上げたいと思っています。

 

「学び取る」スタイルへ

現在一般にイメージされる日本の教育方法、生徒が先生から一方的に知識を教えてもらうという形は、明治以降に出来上がったもので、江戸時代以前は「教わる」のではなく「学び取る」スタイルが一般的でした。個性と自発性を尊重して、「教えられる」のではなく「見る力、聞く力、話す力、考える力」を基本に「学び取る」、「座学一辺倒」ではなく「行動する実学」に重きを置く、そのような学習方法が寺子屋教育や私塾の特徴でした。
明治維新を成し遂げた若者たちの多くがこのような学習の場から輩出したように、組織間、部門間、企業間の壁を越え、横断的な関係による総合力で未来に向け進化し続ける、魅力ある次世代の人材が育つ場となるよう願っています。

 

フォーム工連の土台作り

もうひとつ人材を育成する上で大事にしたいのは、俯瞰的に未来を見る力を養うことです。それは「先見性」、「感性」、「独自性」、そして「品性」を磨くことで得られると私は考えています。「先見性」とは未来をイメージする力、「感性」とは未来を創り出す原動力となります。「独自性」は未来に価値を与え、方向づけをし、リードする力のことで、「品性」は「先見性」「感性」「独自性」の土台となり、自己に誇りを持ち、自らが自らを律する力のことです。
日本フォーム印刷工業連合会は、10年後、20年後を見据えた価値向上と盤石な土台作りを進めるため、これから先も様々な取り組みを行ってまいります。

今後とも引き続き、皆様方の一層のご支援ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

 

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