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コダック インクジェット印刷機「KODAK PROSPER 7000 Turbo Press」を発表 毎分最大410 m、A4用紙5,523枚を出力可能

【2022年6月17日】コダックはオハイオ州デイトンのインクジェットR&D/デモセンターで、インクジェット印刷機「KODAK PROSPER 7000 Turbo Press」を発表した。

「KODAK PROSPER 7000 Turbo Press」は、KODAK Streamインクジェットテクノロジーにより、毎分最大410 mまたは A4用紙で毎分最大5,523枚という印刷速度を実現した。
これは競合製品と比較して約35%高速で、オフセット印刷との競争を促し、より多くのロングランジョブを従来の印刷プロセスからインクジェット印刷へ移行することが可能。
これにより商業印刷や出版印刷、新聞印刷などが、より高い効率性を求められるという。

3種類の最適化された印刷モードにより、ロール紙幅最大648 mm、可変カットオフレングス最大1,372 mmで、コート紙や上質紙、新聞用紙、特殊紙、再生紙など多様なアプリケーションや用紙に対応する。

クオリティーモードは、200 lpi (80 L/cm) のスクリーン線数を使用してオフセット印刷とほぼ同等の仕上がり。ダイレクトメールやカタログ、雑誌などのプリントに適しているという。
また、パフォーマンスモード(オフセット換算133 lpi / 52 L/cm)は教科書や小説本など、中等度の合計インク量のアプリケーションに適し、ターボモード(85~100 lpi / <40 L/cm)は合計インク量の少ない新聞印刷に適している。

インクは、環境に優しいKODAK水性ナノ粒子顔料系CMYKインクを使用。幅広い色域があり、インク配合により、最速で印刷する場合も効率よく乾燥できる。
乾燥は、近赤外線(NIR)技術を使用したステーション間乾燥機能を搭載。この乾燥ソリューションにより、どの印刷モードにも対応でき、所定のスピードで最適な品質の出力を実現する。

コダックインテリジェント プリントシステム(IPS)を採用し、長時間の印刷でも一貫して高品質を保持できる。このソリューションは、全ページをモニタリングし、スティッチや色見当、表裏見当の最適化を自動で行える。

 

コメント

コダックエグゼクティブチェアマン兼CEO ジム・コンティネンザ氏
PROSPER 7000 Turboの革新的なスピードは、より多くのロングランジョブを従来の印刷プロセスからインクジェット印刷へ移行することにより、商業、出版、新聞等を手掛ける各印刷会社の効率化を支援します。
継続中のサプライチェーンの問題が今後もプリプレスのコストを増加させるため、オフセットを補完するものとして、デジタルテクノロジーはますます重要になるでしょう。
この新しい印刷機は、業界が進化する中でお客様の成功を支援するイノベーションに投資していくという、我々のコミットメントを表しています」とは述べています。

 

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