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swissQprint 全プリンタ製品に「ワンタッチバキューム」を搭載 256エリアに分割し吸引可能に

【2020年10月28日】大判フラットベッドプリンタで知られるswissQprintはこのほど、自社のプリンタ製品のテーブルに新型の「ワンタッチバキューム」(特許出願中)を搭載する。

フラットベッド(リジッド)タイプのプリンタでは、メディア(プリントする素材)を抑え、平滑性を保つために、テーブルにバキュームを搭載しているケースが多い。

swissQprintで採用する新型の「ワンタッチバキューム」は、256チャンネルにエリアを分割した上、ユーザーは、ワンタッチでチャンネルのオン・ オフを切り替えられる。
従来のバキュームは、細かなエリア分けがないことから、エア漏れを防ぐために、一部をマスキング、テーピングするなどの対策が必要だった。

「ワンタッチバキューム」では、これらが不要となり、ボード間やデュアルロールの間
をふさぐ作業が不要になる。
エア漏れしないため、バキュームは力を最大限に発揮し、段ボールのような扱いにくいメディアでも確実に保持できる。
バキュームテーブルにはカットチャンネルも装備されており、ロールメディアや薄いメディアの正確なカット、トリミングに利用できる。

また、2 つのメディアを同時にプリントする「タンデムモード」でも「ワンタッチバキューム」を使うことで、れ独立した調整が可能。

バキュームは吸引の強さの調整だけでなく、エアの逆噴射を設定も可能で、プリントベッド
上にエアクッションが形成され、重いボードの取り扱いが容易になる。
わずかな力で、材料の損傷のリスクなしに位置決めや移動を行える。

また、バキュームポンプは低圧制御されているので、必要な陰圧に達した後に自動的に速
度を低下させ、システム全体の低消費電力に貢献し、静音性も高い。

このシステムは、今後販売される swissQprint のすべてのフラットベッドモデル(Oryx、Impala、Nyala)に搭載される予定。


swissQprint Japan(新横浜)で展示されている「Karibu」

このほか、ロールtoロールプリンタ 「Karibu」には、昨年の発売当初からワンタッチバキュームを装備している。

swissQprint 「ワンタッチバキューム」の紹介
www.swissqprint.com

「ワンタッチバキューム」紹介ビデオ

 

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