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リコー 自社初の超大判フラットベッドIJPを開発 独自インクを採用し高速・高品質を実現 米国・SGIAで初披露

【2017年10月10日】リコーはこのほど、自社のインクジェット技術を活用したリコー初の産業用UV硬化型大判フラットベッドタイプインクジェットプリンタ(IJP)「RICOH Pro T7210」を開発。
新製品の発売に先立ち、10 月 10 日から 12 日(木)まで米国ニューオリンズで開催される全米最大級の大判グラフィック見本市「SGIA EXPO 2017」に出展する。

RICOH Pro T7210

「RICOH Pro T7210」は、リコーが 40 年以上取り組んできた独自のインクジェット技術を結集。12 個のインクジェットヘッドを 3 列の千鳥状に配置(スタガ配列)することで、4色印刷時に最大100 ㎡/h の高い生産性を実現しており、5 色、6 色印刷でも高速出力を可能にした。

プリントサイズは、最大2.1×3.2m に対応した。
大型看板をはじめ、壁・扉・家具などに用いられる建装材などで多く使用されている4×8板サイズ(1,220mm×2,440mm)へ出力可能。 3×6尺ボードの基材なら、3枚同時にセットできる。
また、印刷できる媒体の厚さは最大110㎜までと、高い厚さへの対応力があり、さまざまな建材への印刷を可能にする。

また、インクも新開発したUV硬化型インクを採用。アクリルやガラス、木材、アルミ、鋼板など、さまざまな基材に 高い密着性がある。

RICOH Pro T7210 プリント メディア

これにより、サイン(看板)やディスプレイ(店舗装飾)用途のほか、ポスターや建材、インテリアなど幅広い用途での需要が見込める。

リコーでは開発の理由を「近年、産業印刷市場では、多品種小ロット生産や短納期、オリジナルデザインの使用など多様な顧客 ニーズに対応」などを挙げており、高耐久性・高吐出性でご好評を得ている自社インクジェットヘッドやオフィス印刷で培ってきた画像処理技術を結集し「RICOH Pro T7210」を実現したという。

リコーは、2017年度から始まった第 19 次中期経営計画において、産業印刷を成長領域のひとつとして掲げており、40 年以上の実績があるリコーのインクジェット技術を産業印刷など、衣・食・住の さまざまな領域へと展開する。

 

プリント&プロモーションでは「SGIA EXPO2017」の最新情報をリポートする予定。

 

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