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武藤工業 ハイエンド3D プリンタ発売 新型ヘッドでナイロン、ポリカーボネートも吐出

【2015年9月7日】武藤工業は9月1日、自社開発ヘッドを大幅に改良することでエンジニアリングプラスチック(エンプラ)にも対応した大型樹脂溶解積層式3Dプリンタ「Value 3D Resinoid(レジノイド) MR-5000」を発売した。

「MR-5000」では、同社が自社開発しているヘッド部品を刷新。300℃の超高温に耐えうる新開発の「タフヘッド」を搭載し、エンプラでの造形や高速化に対応した。
タフヘッドは素材・形状を見直し、造形精度をより高めるために、ACサーボモータによるコントロールを導入している。これにより、毎秒300mm の高速動作で±15μm の精度を実現。さらにパーソナル特殊アルミ材を使用したことで、最大150度でも平面を維持し、 耐荷重は100kgまで向上した。

これらの新開発ユニットの組み合わせにより、従来からの ABS やエラストマー樹脂の他、300℃程度で吐出可能なナイロン、PC(ポリカーボネート)など、エンプラでの高速造形を可能にした。
最大加工サイズは500×500×500mm。価格は1,000万円(税別)を予定している。

同社では今後 3 年間で 100 台の販売を目標としている。

問い合わせは同社3Dプリンタ営業部(☎03-6758-7024)まで。

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