印刷とユーザーをデジタルでつなぐニュースサイト 

凸版印刷 生物多様性への取り組みとして 朝霞工場内に保全池を設置し、地域の希少種を保全


【2015年12月16日】凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、2010年に「生物多様性に関する基本方針」を策定、生物多様性の保全などの活動に積極的に取り組んでいます。希少種など本来の生息地では存続が難しい生物を、安全な施設で保全し、絶滅を回避する生息域外保全の場所として、企業内の敷地が注目されています。
 このたび、生物多様性の新しい取り組みとして、朝霞工場(所在地:埼玉県新座市)の敷地内に、地域の河川と同様の水辺環境を再現した保全池を整備。希少種の魚や植物を保全し、地域の生物多様性保全に貢献します。
保全池は、公益財団法人 埼玉県生態系保護協会(所在地:埼玉県さいたま市、会長:池谷奉文、以下 埼玉県生態系保護協会)の指導のもとに、生物が生息しやすいよう水辺環境に配慮して整備したものです。具体的には、2013年4月に保全池の水質を測定し、魚が生息できる生活環境であることを確認。2013年7月から1年間にわたり、保全池の水温を調査。その上で、保全する対象をホトケドジョウやミナミメダカなどに選定しました。また、川の上流に生息する生物から、下流に生息する生物まで幅広く保全できるよう、水温や水流の強さによって保全池を4つのエリアに区分。自然に近い環境で生息できるよう工夫をしています。
凸版印刷は今後、保全する生物を繁殖させ、近隣の河川である柳瀬川や新河岸川などの本来の生息地へ戻すことで、地域の生物多様性保全に貢献します。さらには、保全池を近隣の小中学校向けに、環境教育の場としての提供も行います。
07.画像1
(左)保全池、(中)ホトケドジョウ、(右)ミナミメダカ© Toppan Printing Co., Ltd.

■保全池の具体的な整備内容
・保全池の水温を1年間調査し、保全生物が生息に適しているかを検証
保全池の各エリアにて、水温を1年間計測し、保全対象種の生息に適しているかを事前に検証しています。
・保全池を4つに区分し、エリアごとで環境を整備
朝霞工場の保全池を水温によって4つのエリアに区分。河川の上流に生息する生物から下流に生息する生物まで、幅広く保全できるよう、水温や水流の強さを考慮して水辺環境を整備しています。
・絶滅が危惧されるホトケドジョウやミナミメダカを保全
絶滅が危惧される生物を保全対象として、埼玉県生態系保護協会の指導の下、保全すべき生物を選定し、野生での絶滅の危険性が高いホトケドジョウや、ミナミメダカを水槽にて増殖後、保全池で生育します。
■保全池の概要
所在地: 朝霞工場敷地内(埼玉県新座市)
敷地面積: 70㎡
保全対象種: ホトケドジョウ、ミナミメダカ
水源: 地下水
■ 今後の目標
 朝霞工場においては、埼玉県生態系協会の監修のもと、保全する生物の種類の追加や、希少生物の繁殖をさせ、近隣にある本来の生息地に戻すなど、さらなる取り組みを進めます。
 凸版印刷は、今後も各工場において、生態系保護を目的とする第三者の監修のもと、地域社会への貢献として、生物多様性の保全に配慮した事業活動を推進していきます。
■凸版印刷の生物多様性保全に関するこれまでの取り組み
 群馬センター工場(所在地:群馬県明和町)では、工場の敷地全体に高木で約500本、中木で約2,000本、低木で約5,000本を植樹することで、30%以上の緑地率を確保するなど、環境に配慮した工場の運営を進め、2013年4月に「緑の保全・創出により社会・環境に貢献する開発事業(都市開発版SEGES)(※1)」の認定を受けています。
 深谷工場(所在地:埼玉県深谷市)では、敷地全体の約4分の1に相当する4万2,000㎡に及ぶ緑地において、鳥類の食物となる花や実のなる植物や巣箱の設置、水辺に水生植物を配置するなど、生物多様性に配慮しています。さらに、従業員とその家族を対象とした環境教育プログラムを通じ、生物多様性保全活動を実施。これらの緑化や地域の生態系保全、従業員向けの環境教育プログラムなどが評価され、2015年2月に生物多様性に配慮した施設を認証する「いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)(※2)」を取得しています。
※1 緑の保全・創出により社会・環境に貢献する開発事業(都市開発版SEGES)
SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)は、財団法人 都市緑化機構が貢献度の高い優れた緑を評価認定する、いわば「緑の認定」です。SEGESでは、企業などが積極的に保全・維持・活用に取り組む優良な緑地を認定しています。「都市緑化版」SEGESは、都市開発での緑地創生計画を評価し、緑の保全・創出により社会・環境に貢献する開発事業を評価認定するもので、既存の緑地を良好に維持管理する「そだてる緑」に対し、「つくる緑」と呼ばれています。
※2 いきもの共生事業所®認証
一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が、生物多様性保全に取り組む工場、オフィスビル、商業施設や集合住宅などに対して、一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」および「土地利用通信簿®」を認証基準として、生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用などの下記項目について、第三者評価・認証するものです。

Copyright © 2016 プリント&プロモーション(印刷とユーザーをつなぐニュースサイトのプリプロ) . ALL Rights Reserved.