【2023年12月5日】大阪シーリング印刷はこのほど、「水性グラビア印刷とノンソルベントラミネート加工の軟包材パッケージ」を開発した。
新製品は、有機溶剤使用量が少ない水性グラビア印刷と、有機溶剤不使用の接着剤を使ったノンソルベントラミネート加工を組み合わせたもの。環境に配慮した「印刷方式」と「ラミネート方式」を組み合わせ、二酸化炭素や揮発性有機化合物の排出を削減した。
環境負荷軽減に加えて、溶剤によるオペレーターの健康への影響も抑制できるという。
水性グラビア印刷は、従来の溶剤と比べて揮発性の低い水やアルコール系溶剤を使用しているため、乾燥性が悪いことが課題だった。また、印刷品質も水性インキの場合、安定性が低くこれも課題だった。
今回の製品では、グラビア版の製版条件やドクターブレードを最適化させ、印刷中のインキ管理を徹底させたことにより、油性グラビア印刷と同等の仕上がりを実現したという。
大阪シーリング印刷では、以前より環境対応型ラミネート方式であるノンソルベントラミネート加工を推進。水性グラビア印刷の課題であった物性と外観品質の両立を可能とした。
OSPグループでは、SDGsの観点から、環境配慮型製品の開発に取り組むと同時に、従業員の働き方改革にも着手しており、健康配慮の一つとしても開発したとしている。
大阪シーリング印刷
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