【2026年1月20日】世界のミニLEDディスプレイ市場が急速に拡大している。
調査会社Astute Analyticaによると、同市場の規模は2023年の8億7,000万米ドルから、2032年には1,598億4,000万米ドルに達する見通しだ。2024年から2032年までの年平均成長率(CAGR)は78.3%と予測されている。

ミニLEDは、従来の液晶ディスプレイに比べて微細なLEDをバックライトに用いることで、輝度制御やコントラスト性能、色再現性を向上させた技術である。高輝度と長寿命を両立できる点から、焼き付きのリスクがある有機EL(OLED)の代替技術としても注目されている。
市場拡大を牽引しているのは家電分野である。高級テレビやゲーミングモニター、プロ向けノートパソコンなどで、高解像度かつローカルディミング性能を備えたディスプレイへの需要が高まっている。主要メーカーは、ゲームや映像配信、コンテンツ制作向け製品を中心にミニLEDの採用を進めている。
用途は家電にとどまらない。自動車分野では、デジタルメーターやインフォテインメントシステム、ヘッドアップディスプレイへの搭載が進んでいる。商業分野でも、デジタルサイネージや放送スタジオ、コントロールルーム向けに、大型で高耐久な表示装置として採用が拡大している。
これまで普及の障壁となっていた製造コストについても、技術革新が進んでいる。LEDチップの小型化や生産工程の自動化により歩留まりが改善し、ミドルレンジ製品への搭載が可能になりつつある。これにより、今後はより幅広い価格帯での普及が見込まれる。
地域別では、エレクトロニクス製造基盤を有するアジア太平洋地域が生産と需要の両面で成長を主導している。一方、北米や欧州では高級家電や車載、業務用ディスプレイ用途を中心に安定した需要が続いている。
ミニLEDは、従来の液晶技術と次世代のマイクロLEDをつなぐ技術として位置づけられており、性能とコストのバランスを重視する分野を中心に、今後もディスプレイ市場の中核技術の一つとして存在感を高める見通しである。
市場レポート概要
https://www.astuteanalytica.com/ja/industry-report/mini-led-display-market
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