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高輝度蓄光プレートを用いた「“語りかける路面”プロジェクト」が相次いで始動 千葉県佐倉市と習志野市 

【2025年6月25日】千葉県佐倉市と習志野市で、高輝度蓄光プレートを用いた「“語りかける路面”プロジェクト」が相次いで始動した。日没後の通行を安全かつ楽しく演出する新たな取り組みとして注目されている。

佐倉市のプロジェクトは、千葉大発の一般社団法人Spiceが仕掛けたもので、高校生の声をきっかけに、クラウドファンディングと地域企業の協賛により、通学路に蓄光プレートを正式導入した。オリジナルの足跡マークなどが施されたプレートは、日中は健康を促す歩幅ガイドとして機能し、夜間はやさしく光り、通行人をエスコートする。

一方、習志野市の取り組みは、建設会社・竹中土木の主導で実現したもの。再開発エリアの仮設通路にご当地キャラ「ナラシド♪」を描いた蓄光プレートを設置し、夜間の移動を快適にする空間演出を実現した。立体キューブを含む多様な形状で、「照明ではない光」の新たな在り方を提案する。

両プロジェクトに共通するのは、
①地域主導による企画
②土地に根差したデザイン
③実際の道路空間への施工

という3点。
従来の電力照明ではなく、環境負荷を抑えた蓄光素材を活用しながら、公共空間の価値を再定義する試みである。

これらの活動に用いられている高輝度蓄光プレート「ナイトコンシェルジュ」は、電気代・メンテナンス・工事が不要の持続可能な素材。国交省のモデル事業を経て2023年に実用化され、全国の自治体や施設での採用が進む。

運営企業・ユーモラスは「昼も夜も、光がまちと対話するコミュニケーションツールとして、蓄光の新しい価値を広げていきたい」としており、今後も学校や公共施設を中心に全国展開を進める方針だ。

関連リンク:
ナイトコンシェルジュ特設サイト:https://humorous.jp/nightconcierge
Spice:https://spice-edu.org
佐倉南高校:https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakuraminami-h/
竹中土木:https://www.takenaka-doboku.co.jp
ユーモラス:https://humorous.jp

 

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