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富士フイルムBI カラーインクジェット印刷機「Jet Press 2160CFG」の国内受注を開始 1200dpで業界最速の毎分106m

【2025年1月31日】富士フイルムビジネスイノベーションは1月31日、商業印刷市場向け高速ロール紙カラーインクジェット印刷機「Jet Press 2160CFG」の国内受注を開始した。

新製品は、従来機の特徴であるオフセット印刷に迫る高画質を継承し、当社が2024年4月に発表した新開発のプリントヘッドの駆動技術を搭載しており、業界トップクラスの最速毎分160m(A4カット紙換算で毎分2,096ページ)での印刷を実現している。
1200×1200dpiの高解像度印刷時にも、業界最高速となる毎分106m(A4カット紙換算で毎分1,388ページ)での印刷も可能にした。

製品に搭載される「SAMBAヘッド」は、微小インクドロップの滴量均一性と吐出方向の正確性を実現。また、プリントヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることで常に最適な吐出を維持するという。

色再現性と階調性に優れた水性顔料インクに定着剤を含有させ、インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にもプレコートなしでプリントが可能。インクの浸透性が大きく異なる上質紙を含め、幅広い種類の用紙に対応する。
給紙装置および巻取装置より、一度のジョブで数万ページの大量プリントにも対応。大量・短納期のプリント業務で高い生産性を発揮する。

メイン乾燥機には大径のヒートドラムを採用し、水性インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にも高速印刷しながら強力な乾燥能力でインクを定着。またオプションの補助乾燥機で乾燥能力をさらに強化できる。インクを早く乾かすことでオフセット印刷用紙において発生しやすい紙しわを軽減する。

インクジェット印刷機では、高画質での高速印刷時に、時間あたりのインク吐出量を増やす必要があり、これまではその制御が難しいという課題があった。
「Jet Press 2160CFG」では、「SAMBAヘッド」を活用して新たに開発した高精度に最適なインクの吐出をコントロールする駆動技術を搭載しており、高精細な画質を保ちながら印刷速度の高速化を実現。高速で、高精細な画質な印刷を実現する新商品の提供を通じ、ユーザーの生産性向上やプリントビジネスの拡大に貢献するという。

同社では、パンフレットやダイレクトメール、流通系の商品カタログなど、商業印刷での活用を見込む。

富士フイルムビジネスイノベーション
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