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大日本印刷 防眩フィルムで「SIAA認証」を取得 抗菌と写り込み防止を両立

【2022年10月30日】大日本印刷(DNP)は10月31日に、ノートパソコンやモニター、テレビなどのディスプレイ用で映り込みを防止する防眩(ぼうげん)フィルムで、抗菌および抗ウイルス性能に関する抗菌製品技術評議会(SIAA)の「SIAA認証」を取得し、製品の提供を開始した。

防眩フィルムはディスプレイの最表面に用いて、照明や外光の映り込みや眩しさを抑え、画面を見やすくする光学フィルム。
DNPはディスプレイ用表面処理フィルムで世界トップシェアを獲得しており、今回、SIAA認証を取得し、抗菌・抗ウイルス性能を有しすることで、より安全・安心で衛生的かつ快適な環境の提供につなげていく。

コロナ禍をきっかけに在宅等のテレワークや巣ごもり需要が広がり、各種ディスプレイの市場が活性化している。
また、タッチパネル仕様のノートパソコン等も増えるなか、接触による感染のリスクを低減していくため抗菌・抗ウイルスの性能を有したディスプレイ用表面フィルムのニーズが高まっている。

こうしたニーズに対してDNPは、長年培ってきたコーティング技術を活かし、材料の最適化を行う。従来の防眩フィルムの膜厚や光学特性・耐擦傷性・防汚性等の機能を維持しながら、抗菌・抗ウイルスの性能を有する製品の開発に成功した。

今後、DNPは抗菌・抗ウイルスの性能を有した防眩フィルムをノートパソコンやモニター、テレビなどに展開。2025年度までに年間50億円の売上を目指す。

 

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