【2016年2月24日】食品や飲料、日用雑貨のパッケージデザインの力点は主に商品の識別や店頭でのPR(目立つこと)に置かれてきたが、その流れを変える取り組みを通販会社のアスクルが開始した。
アスクルは2月20日から、ビッグデータを活用した「LOHACO ECマーケティングラボ」のオリジナル商品第1弾を発売した。
これらの商品は、「暮らしのなかで使用されるシーン」に視点をおき企画され、パッケージも店頭販売とは異なる独特の表現がなされている。
特に特徴的なのがキリンビバレッジの健康麦茶「moogy(ムーギー)」。
なんとパッケージは全16 柄を用意。服やアクセサリーのように自分の気持ちを表現できるデザインとなっている。
これなど、店頭販売で新商品を訴求したい場合にはありえないコンセプトだ。
気分で使い分ける以外にも、会議など大勢集まるシーンでは、ボトルのデザインが各々異なるため、誰がどのボトルか容易に識別できるといった利点もある。
1 箱(24 缶入)4 柄アソートでの販売で、外装箱もおしゃれで、そのまま部屋やオフィスに置いてもインテリアにも馴染む 2 柄を用意した。
また、花王はアスクル限定デザインの「リセッシュ」を発売。こちらも花王のデザイナーが生活者の視点で開発したパッケージデザインを採用した。
デザインは天然石をイメージしており、「ナチュラルなパッケージは店頭販売用の商品よりシックでインテリアに溶け込む佇まいが特徴」としている。
このほか、UCC 上島珈琲 「職人の珈琲 ドリップコーヒー」や、キリンビバレッジ 「キリンのやわらか天然水 310ml」などをオリジナル商品として発売する。
今回の商品発売のきっかけは、アスクルが「LOHACO EC マーケティングラボ」参加メーカー21 社とともに出展した「TOKYO DESIGN WEEK 2015」。
参加各社が“くらしに馴染むデザイン”をコンセプトに、店頭で目立つためのパッケージではなく、EC(eコマース、電子商取引)ならではの使い手にとって心地の良いデザインを追求し、新たなデザイン開発に挑戦した。
そこで好評だった商品について、各メーカーが発売の準備を進めてきた。
「LOHACO EC マーケティングラボ」は、ビッグデータの活用による新たな EC マーケティングのスピーディな実践を目指し 2014年2月に活動を開始。2 期目の活動となる現在、参加企業は55社(2016 年 1 月 22 日時点)となり、企業が業種や企業の枠を超えた多彩な活動を展開している。
アスクルでは「今後もメーカーの協力のもと、アスクルならではの付加価値商品の企画・販売に取り組む」としており、オリジナル商品での新しい取り組みが広がりを見せそうだ。
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