【2022年7月6日】グローバルインフォメーションは7月4日、調査レポート「ダイレクトメール広告の世界市場の機会と2030年までの戦略:COVID-19による成長と変化」(The Business Research Company)の取り扱いを開始した。
この調査によると、ダイレクトメール広告市場は、2020年の408億8480万米ドルからCAGR2.6%で成長し、2025年には463億9680万米ドルに達すると予想される。
その後、CAGR0.8%で成長し、2030年には483億5780万米ドルに達するとっ予測している。
この成長は歴史的なもので、新興市場での経済成長や政府の支援策、可処分所得の増加によるもの。また、投資の増加、ダイレクトメール広告に関連する利益、印刷市場の成長などによる成長が見込まれる。
一方、市場の抑制要因としては、インターネット普及率の上昇とデジタル化の進展が挙げられる。
市場タイプ別では「ポストカード」や「セルフメーラー」「レター&エンベロープ」「ディメンショナルメーラー」「カタログ」に分類。中でも「セルフメーラーセグメント」が最も大きく、2020年には全体の36.5%を占めている。
今後は「ディメンショナルメーラー」セグメントが2020年~2025年の間CAGAR2.8%で最も成長すると予測される。
エンドユーザー別に、市場は「小売」や「銀行・金融機関」「メディア・エンターテインメント」「政府」「交通」「その他」に分類され、2020年は「その他市場」が全体の33.8%を占め、最大のセグメントとなった。
地域別に、2020年には「西ヨーロッパ市場」が全体の29.6%を占め、「アジア太平洋」「その他」がこれに続く。
今後、最も成長する地域は「東欧」と「アジア太平洋地域」で、それぞれCAGR5.3%と3.0%で成長すると予想。次いで「南米」と「中東」が、それぞれCAGR2.7%と2.5%で成長すると予想される。
ダイレクトメール広告市場への新型コロナウイルスの影響は、他の経済分野に比べ比較的少なく、逆にロックダウンにより、消費者は家に閉じこもり、その結果、ダイレクトメールを読む時間が増えている。34%の消費者が、以前よりも情報を求めてダイレクトメール広告を熟読しており、消費者の75%がパンデミック時にプリンタの広告をチェックして価格を比較している。
ダイレクトメール広告市場は、企業の突然の閉鎖や休業により、2020年の第1四半期と第2四半期の間だけ需要が停滞したこともわかった。
市場の主要プレイヤーは、戦略的買収、新製品の発売、施設の拡張を通じて、事業プレゼンスの拡大に注力している。
2020年の市場規模は、上位10社で全体の5.25%を占めており、その主要企業には、RR Donnelley、Quad/Graphics, Inc.、大日本印刷、Valassis Communications, Inc.、Steel Connect, Inc. (IWCO Direct)が含まれる。
レポートの詳細目次
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