【2022年5月30日】日本パッケージデザイン協会(JPDA)は5月27日、文京区の東京ガーデンパレスにおいて、「第41回通常総会」を開催した。
JPDAは、1960年発足。パッケージデザイン文化の向上、普及、啓発のための事業をおこなう団体として2013年に公益社団法人に移行、2020年には創立60周年を迎えている。
今回は役員改選の年にあたり8選任が承認され、18名の理事、2名の監事が就任した。
総会終了後の臨時理事会では、新たな代表理事に小川亮理事長、信藤洋二副理事長を選出、また、業務執行理事に小原司理事、松尾政明理事が選出された。
代表理事・理事長:小川 亮
代表理事・副理事長:信藤洋二
業務執行理事:小原司、松尾政明
理事:青木(入江)あずさ、石浦弘幸、伊藤雅文、畝野裕司、加藤(桑)和美、髙麗淳子、竹内清高、德洋一、永田麻美、福本佐登美、三原美奈子、宮城愛彦、森孝幹、山﨑茂
監事:井上聡、中越出
※各役職で五十音順、カッコ内は通称名、全役員非常勤、任期2年
私には小さな子供が2人います。先日チュッパチャプスを2人にプレゼントしたら大喜びで、すぐには食べず大事に机にしまっていました。私はこの光景をとても嬉しく思いました。チュッパチャプスのロゴは1904年スペインで生まれたサルバドール・ダリがデザインしました。高価なダリの芸術作品を買うことはできませんが、飴なら買えます。パッケージデザインが与えてくれる日々の豊かさを改めて感じました。
2022年で62周年を迎えた日本パッケージデザイン協会は設立当初より、パッケージデザイナーの知識・経験をその原点とし、会員のコミュニケーションを通じて生活文化を豊かにし、産業の発展に寄与することを目的にしてきました。2018年には経済産業省・特許庁から『「デザイン経営」宣言』が出され、ブランドやイノベーションに貢献するデザインの重要性が謳われました。また2022年には世界を代表するコンサルティング会社マッキンゼーから、「デザイナーが幅広く活躍している企業は成果をあげていることが多い」*というレポートが出されました。今ほどデザインの力が期待されている時代はないのではないかと感じます。そしてパッケージデザインは「イノベーション」、「地域活性化」、「ブランド」、「環境問題」といった社会の大きなキーワードの真ん中にいます。パッケージデザイナーが生みだす創造的なアイデア、理想、空想が現実となり多くの人々の生活に届き、そして社会を大きく変えていくのです。こういった時代において、私たちはいままでも、そしてこれからも協会活動を通じてパッケージデザインの力を社会に伝える活動をしていきたいと思います。
本協会は、様々なセミナーやデザインコンペティション、展覧会、調査研究、国内外の交流、年鑑の発行などを行っています。そしてこれらの活動は700を超える会員のボランティアで行われています。日々、志を持って活動に参加されている会員のみなさまに心より感謝申し上げます。ぜひ当協会のイベントやセミナーにお越しください。当協会の活動は会員であるなしにかかわらず、全ての人に開かれています。この数年はオンラインでの交流が盛んになったことで、場所という概念を超えて多くの人たちの出会いが増えました。本協会がパッケージデザインに関わる多くの人たちの新しい出会いの場になるようにしたい。そう考えています。
JPDAサイトの役員名簿
https://www.jpda.or.jp/disclosure/executives
日本パッケージデザイン協会(JPDA)
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