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日本プリンティングアカデミー 「第44回入学式」を開催 新入生7名、新入社員研修生3名が入校

【2021年4月7日】日本プリンティングアカデミーは4月5日、「第44回入学式」を開催した。
今回は新入生7名、新入社員研修生3名が新たに入校した。

新入生は以下の通り。
プリント・コンテンツ学科<1年制>
木村紘二郎

メディア・コンテンツ学科<2年制>
桃井頼尋
アエラ ディペンドラ バハドラ(ネパール)
朱雨嫣(中国)
周瑾(中国)
デブコタ ティカラム(ネパール)
張省偉(中国)

また、新入社員研修生は、三美印刷2名、ナカニワ印刷1名の計3名。

 

校長訓示

曺于鉉校長

このコロナ禍の中、この場にいらっしゃる新入生、2年生、研修生の皆さん、それぞれの立場や環境で生活をする中で、不安なことが多い1年だったと思います。その1年間の中で強い意志を持って頑張ってきた人が、今日、この場にいると、私は思っています。
学びで大事なことは、何について、どこに向かっていきたいと考えているのかを明確にしておくことが重要です。

日本プリンティングアカデミーでは、皆さん「印刷」という共通した目的の中で学んでいきます。でも学ぶだけではなく、自分の人生設計をしていく、そのスタートラインに立っていると認識してください。
強い意志がないところには、モチベーションはついて来ません。そして、モチベーションが低いと、得るものも成果も少なくなります。だから、モチベーションをあげて、自分の意識を変えて、JPAでの学びを進めて頂きたいと思っています。

今日の午後から、早速理事長の講義がありますが、そのテーマが「印刷の可能性」です。私たちの学ぶ、印刷の可能性はどれだけあるのでしょうか?どの分野でもそうですが、可能性のないところでいくら頑張って、挑戦してもうまくは行きません。
また、可能性があるからといっても、自分にとって面白くないことであれば、意識・モチベーションは下がってしまいます。

とはいえ、印刷の歴史から見て、私たちにとって、印刷は面白い仕事のはずです。印刷がない生活って考えたことがありますか?ご存知の通り、様々な情報伝達に印刷の仕事は関わっています。
皆さんの身近なところで言うと、教科書はどの国でも世界共通の印刷物で、皆さんの人生に関わってきたと思います。この教科書は、現代では紙の教科書だけでなく、デジタル化されタブレットを使っての授業も行われています。
このように、紙の教科書とデジタルの教科書とジャンルが分かれてきているように見えますが、大事なのは紙とデジタルの教科書の融合と、棲み分けについてです。この課題については、これからの業界を担う皆さんが、様々な経験や知識を活かして、「可能性」を考えていく課題になるでしょう。

最後に、今JPAでの限られた期間の中で、自分の強みがどこか?何を学ぶべきなのか?それを意識して過ごしてください。その中で、自分の人生のために、誰にも負けない武器を一つ、作ってください。このJPAでの学びの時間を、皆さんが印刷業界で活躍するベースを作るために、最大限活用して欲しいと考えています。

 

理事長祝辞

花井秀勝理事長

近年のデジタル化に伴い、印刷は衰退するのではないかと予想されてきました。また、このコロナの感染拡大でさらにデジタル化が進んでいます。

この状況にも関わらず、今、「デジタル」に対して互換するものが「紙」であると最近言われ始めています。スマホで情報検索して購入した商品に対して、その購入履歴をAIで測定・検知することで、この消費者にどういった商品に興味があるかを分析、その分析したお薦めの商品を紙のDMで知らせたり、Web広告で表示させたり、また商品をカートに入れたままの消費者に対しても、紙のDMを送ることで購買促進を図って効果をあげています。

デジタルと紙が、今、非常に互換しあっている状況が生まれていると言えるでしょう。そして、最近「印刷の再定義」という言葉を、多く聞くようになりました。今までやってきたことと違う、そんな印刷の在り方を模索しようという活動のことです。

今、この業界は面白い業界です。ぜひ、この新しいマーケティングについて、そして印刷技術やその他にも幅広い分野の講義があるので、しっかりと学び、これからの実社会に役立ててほしいと願っています。皆さん、一緒に頑張りましょう。

 

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