【2017年7月25日】凸版印刷はこのほど、自社の「メカニカルリサイクル PET」がエコマークの新基準に適合したことを発表した。
さらに「メカニカルリサイクル PET」活用の第1弾として、日本生活協同組合連合会(日本生協連)の粉末洗剤「CO・OP セフター漂白剤入り」や、コーヒー「CO・OP コ ーヒーバッグ」など 6 製品に採用され、エコマーク付きの商品として、 8 月から順次販売される。
「メカニカルリサイクル PET」は、使用済み PET ボトルを粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、再び PET 樹脂に戻したもの。
凸版印刷は、この再生 PET 樹脂を用いた環境配慮型ラミネー ト包材を 2012年に開発。フィルムに用いたリサイクル樹脂の使用比率で世界最高レベルとなる80%を実現。この製品の採用により非再生 PET フィルムに比べフィルム製造段階までの CO2 排出量を約24%削減できる。
エコマークは、日本環境協会が認定している環境ラベル。一部の製造工程だけでなく、生産から流通、 使用、廃棄までのライフサイクル全体を通して、環境負荷が低いと認められた製品に付与される。
凸版印刷では、地球環境保全を経営の重要課題と考え、今後も環境に配慮した製品の開発・提供を通じて、環境活動を推進。 今後メカニカルリサイクルPET フィルムを用いたラミネート包材を拡販し、製品全体で 2020年度に約50 億円の売上を目指す。
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