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東洋製罐 「PA-PAUCH(ペーパウチ)」の提供を開始 脱プラに最適な紙製パウチ

【2020年6月25日】総合包装容器メーカーの東洋製罐グループはこのほど、「PA-PAUCH(ペーパウチ)」の提供を開始した。

「PA-PAUCH」は、機能性とデザイン性を兼ね備えた新しい紙製スタンディングパウチ。
近年問題となっているプラスチックごみによる海洋汚染など、脱プラスチックの流れから、同社では新たな紙容器製品やバイオマス容器などの開発に取り組んできた。

製品は、広い印刷面積を持つため、大きくデザインを入れることができ、内容物の魅力を視覚的にアピール可能。底が丸い紙カップの場合、正面から見えるのは曲面となるが、「PA-PAUCH」は平面部分が大きいため、正面からも印刷面が目につきやすい。
底の形状を長方形型にすることで、安定性と自立性を実現。一般的な化粧箱タイプのパッケージは、プラスチックなどの包装材を使用し、二度の包装(二次包装)が必要だが、同製品では一次包装のみでデザイン性の高い商品となる。

ラミネート折り返しにより、紙繊維の微細な隙間をなくし端面からの湿気を遮断するスカイブ加工を施しており、内容物を湿気から保護する。
これにより、米やドライフルーツ、スナック菓子、おつまみなどさまざまな食品での活用が可能で、内容物やニーズに合わせた開封方法を選択できる。

外装箱の「コンパクトボックス」を併用すれば、パウチ上部のスペースを有効活用でき、積載効率を大幅にアップでき、資材費や物流費の削減につながる。
製品は現在、少量生産対応だが、2021年には量産体制の構築を目指す。

 

PA-PAUCH製品仕様

底形状:長方形60×50mm
全高:140mm
底高さ:8.5mm
容量:268ml(シール後)
構成:外)紙/PE/AL/PE(内
機能:水蒸気バリア有(酸素バリア無)、ジッパー形状可(横方向)

 

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