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エプソン 「R&D用インクジェット装置」を開発 「PrecisionCore」プリントヘッドを搭載


【2019年10月2日】セイコーエプソン(エプソン)はこのほど、「PrecisionCore(プレジションコア)」プリントヘッドを搭載した「R&D用インクジェット装置」を開発した。

R&Dとは「Research and Development(研究開発)」のことで、同製品はインクジェット(IJ)技術の応用に関する研究開発や、用途拡大を目的に開発したもの。
IJ技術を用いた生産プロセスの革新や、適合した新素材の開発などに取り組む企業・研究機関向けに、2020年3月から日本国内で発売する予定。

 

エプソンは、長期ビジョン「Epson 25」の第2期中期経営計画の基本方針のIJイノベーションで、「PrecisionCore」を中心としたコアデバイスを用いたインクジェットヘッド外販ビジネスとオープンイノベーションの強化を目指している。
同装置の開発は、この方針に基づくオープンイノベーションの取り組みの一つ。エプソンは 1990 年代からIJ技術の工業分野への応用に取り組み、2006 年にはインクジェット印刷による液晶カラーフィルターの製造装置を実用化した実績がある。

「R&D 用インクジェット装置」は、従来の社内装置と比較して大幅に省スペース化しながら、使いやすさを高めており、インクの噴射性能評価から任意の素材を用いた試作まで行える。商品化後もユーザーのニーズに応じて継続的に機能を拡充し、オプションとして提供する予定。

採用されている「PrecisionCore プリントヘッド」は、最小単位であるプリントチップを組み合わせることで、さまざまなヘッド構成に対応できる拡張性がある。このため『R&D 用インクジェット装置』を用いた研究開発を通じてIJ技術の新たな用途が確立された際には、同品質のプリントヘッドを実用に適した構成で供給することも可能となる。

なお、開発に先行する取り組みとして、7月にはIJを用いたフレキシブル基板の製造・販売を行うエレファンテックと資本業務提携。また富士見事業所(長野県諏訪郡富士見町)に開設した「インクジェット イノベーションラボ富士見」を拠点として、同社を含め、企業・研究機関等と連携した研究を開始している。

 

開発製品の概仕様

名 称 R&D 用インクジェット装置
サイズ 横幅 910mm×奥行 900mm×高さ 1860mm
プリントヘッド PrecisionCore
主な機能 インク滴の飛行観察機能、インク滴の着弾観察機能、100mm 角ステージへの高精度描画機能
販売開始時期 2020年3月予定

 

「第 2 回 高機能 塗料展」出展

2019年12月4日(水)~12月6日(金)に幕張メッセで開催される「第 2 回 高機能 塗料展」にブース出展。「R&D 用インクジェット装置」の展示・デモンストレーションを行う。

 


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