【2018年8月1日】東京地下鉄(東京メトロ)とプログレス・テクノロジーズは8月6日(月)から、有楽町線辰巳駅構内で、視覚障がい者向け駅構内ナビゲーションシステム「shikAI」を活用した実証実験を開始する。
この実証実験は、東京メトロのオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」で、東京メトロアクセラレーター賞を受賞した、プログレス・テクノロジーズの「東京をすべての人々にとって安全でやさしい街にする」という提案を形にしたもの。
「shikAI」は、点字ブロック(警告ブロック)に表示したQRコードをスマートフォンで読み取ることで、現在地から目的地までの正確な移動ルートを音声で案内するシステム。
各QRコードには正確な位置情報が紐づけられており、視覚障がい者の方が迷うことなく、ホームから改札を通り出口まで向かうことを支援する。
実験ではQRコードの設置のほか、この方法を未経験の視覚障がい者を駅に招き「shikAI」の案内で、ホームから改札そして出口に向かうルートと改札からホームに向かうルートの2通りのルートを案内する。
担当者は「今回はあくまで実験で、誘導に関して有効か、また警告ブロックに表示することが妥当かなどを合わせて確認する。実際に導入される場合は、QRコードの位置や読み取り方法など視覚障がい者の方にPRするなどで情報を共有する必要がある」と話す。
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