【2017年6月4日】最近、とんと見かけなくなったものの一つに「亀の子束子(たわし)」がある。
亀の子束子は西尾商店の商標登録。
明治40年(1907年)、東京で誕生したもので、何と今年で、本年創業110周年を迎える。
もともとはシュロの繊維を使った「足ふきマット」として開発されたものだが、英国で同様のものが勅許申請されていたうえ、繰り返し使うと毛先が折れて、履物の泥を落とさなくなってしまう欠点があった。
このため、初代の西尾正左衛門のところには、足ふきマットが大量に返品されてしまったという。
この失敗から、同じ素材を使って開発されたのが「「亀の子束子」なのだそうだ。
(亀の子束子西尾商店ホームページより)
とんと見かけなくなったと書いたが、今でもレストランなど業務用などで愛用されており、亀の子束子の英知を受け継いだ「亀の子スポンジ」も発売されているそうだ。
と非常に長い前置きになったが…。
その「亀の子束子」が110周年を記念して、ビームスとコラボを開始した。
コラボでは6月7日(水)から7月4日(火)まで、新宿の「ビームス ジャパン」でポップアップストアを開催。限定アイテムを含む商品販売のほか、たわし作りが体験できるワークショップも行う。
コラボした商品を見てほしい。
レトロさと相まって、なかなかおしゃれでかっこいいではないか。
左から亀ノート1,300円、亀の子スポンジ・3個セット900円、単体 ¥300、亀の子束子紙巻パッケージ340円(すべて税別)、となかなかこれはいい値段。
この企画はユナイテッドアローズの生活雑貨レーベル「STYLE FOR LIVING」と連動して行ており、6月18日(日)には、職人と一緒に亀の子束子づくりを体験できるワークショップも実施する。
ちなみに期間中の7月2日は亀の子束子 西尾商店が” たわしの特許を取得した「たわしの日」。
これに合わせて7月1日(土)、2日(日)の2日間、亀の子束子本社、BEAMS JAPAN、ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館の3店舗で、亀の子束子の商品をの購入者にプレゼントを行う。
職人と一緒に亀の子束子を製作するワークショップ。
開催日程 :2017年6月18日(日)・14:00~ ・15:00~ ・16:00~ ・17:00~
開催店舗: ビームス ジャパン 1F
参加費:¥1,000+税
予約定員制:各回先着8名様
予約はビームス ジャパン(☎03-5368-7314)まで。
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