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【レポート1】キーポイントインテリジェンス「パッケージングコンファレンス2018」 森永製菓の渡辺啓太氏が「お菓子プリント」などについて講演


【2018年7月11日】キーポイントインテリジェンスは7月10日、東京都港区の東京コンファレンスセンター・品川で「パッケージングコンファレンス2018」を開催。今回から参加対象者を従来の印刷機器メーカーに加え、印刷やプリント、加工関連のコンバーターまで広げており、この日も70人以上が参加した。

「パッケージングコンファレンス2018」は、デジタル印刷での軟包装やラベル、紙器、段ボールといった包装市場にかかわるデジタル印刷について、キーポイントインテリジェンスの日米のアナリストやゲストスピーカーが講演した。

 

ゲストスピーカー講演

今回はゲストスピーカーとして森永製菓新領域創造事業部の渡辺啓太マネジャーを招き「デジタル印刷技術を活用した新規事業創出の事例紹介」のテーマで講演を行った。

渡辺氏の所属する新領域事業部では「アイディアになんて価値はない実行にこそ価値がある。」をモットーに、メンバーそれぞれがさまざまな事業を推し進めている。

渡辺氏もアンテナショップの開発やJAXAとの商品開発などを行ってきた。
その中で生まれたのがデジタル印刷を活用した「おかしプリント」。森永のお菓子にユーザーがオリジナルのパッケージをデザインできるというもので、「ハイチュウ」や「カレドショコラ」などにオリジナルプリントを施して少量から販売している。

当初はBtoCで開始し、オリジナルハイチュウの場合、「50本~、最短1週間」で作れる。
開発を思いついたのは、スマホの加工アプリが元気だったからで、スマホから加工してシェアする文化を、お菓子のパッケージに取り入れた。

現在はBtoBの法人向けサービスに集中し、予算8600円から企業の販促品や記念品を作成している。
「ハイチュウ」を入れる紙の箱や「カレドショコラ」のラベルはデジタル印刷を活用。
これまで印刷のクレームはゼロで「印刷の細かい品質を気にしているのは印刷屋さんだけ」と渡辺氏。

「ハイチュウ」は、「〇〇チュウ」と商品名を変化させて使うことをブランド担当から了解を得ており、建設や電鉄会社、家電メーカーのほか、高級車などのハイブランドからも受注している。

また、2000本をめどにこれ以上はオフセット印刷を使用するなど、ブランドオーナー側が意識してハイブリッドに印刷を活用している。

渡辺氏はデジタル印刷の目指すべき姿として「クライアントの先にいらっしゃるお客様のシーンを共に考え、ビジネスパートナーとしてのデジタル印刷」を目指してほしいとしており、「その印刷技術って、そもそも誰のどのようなニーズを解決するために生まれたのか?」を考えて販売につなげるべきではないかと述べる。
また「印刷がきれいになるのは自己満足ではないか?」とも呼び掛けた。

ブランドオーナーは「こんな新しい印刷機ができました。導入しました」と言われてもピンとこない。「この技術は〇〇のシーンで使われる可能性がありそうだよ」という呼びかけなら耳を傾ける。
「『業会社×デジタル印刷+アルファ』で差別化できる何かを提案いただければありがたい」と呼びかけた。

このほかの主な発表は別掲予定。

 


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