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セイコーエプソン イタリアのデジタル捺染印刷機メーカー「ロブステリ」を買収 急成長市場に対応


【2016年6月27日】世界市場が急拡大するデジタル捺染印刷機業界で、日本企業の欧州メーカーの買収が進む。今回、セイコーエプソンのグループ会社であるEpson Italia S.p.A.が、イタリアのデジタル捺染印刷機メーカーFratelli Robustelli S.r.l.(ロブステリ)を100%子会社化することで合意した。

ロブステリはインクジェット(IJ)デジタル捺染印刷機「Monna Lisa(モナリザ)」で知られるメーカー。今回の子会社化により、エプソンのリソースを用い生産を拡大。さらにエプソンの販売網、サービスサポート体制を活用し、増加する需要に応えていくという。

エプソン ロブステリ

エプソン 社長 碓井 稔(右から2番目)と
ロブステリ社 取締役(左から)Sandro Robustelli、
Valerio RobustelliとRiccardo Robustelli

ロブステリ社は世界有数の高級捺染業の拠点であるイタリアのコモ地域を中心に、デジタル捺染印刷機の開発・製造・販売を行っている業界のトップ企業の一つ。
エプソンとロブステリは2003年、「Monna Lisa」を共同開発し、ロブステリ社がその製造と販売を行っていた。
「Monna Lisa」は、IJならではの美しいグラデーションや豊かな色調を表現できることが特長でユーザーから高い評価を集め、ブランドを確立してきた。

今後、両者はエプソンの強みであるIJ技術やインク技術と、ロブステリ社の強みであるデジタル捺染印刷機の開発・製造技術を融合し、デジタル捺染印刷機の開発、ラインアップ拡充を進める。
エプソン ロブステリ モナリザ
インクジェットデジタル捺染印刷機「Monna Lisa」

デジタル捺染市場は全世界で年間約25%成長すると予想されおり、今回のロブステリ子会社化により、成長市場に対し、デジタル捺染印刷機をさらに進化させ、さまざまな地域での販売を加速させていくとしている。

エプソンは、長期ビジョン「Epson25」でデジタル捺染を含むプリンティングの事業領域を、独自のインクジェット技術である「マイクロピエゾ技術」を核に、強みを発揮して成長が見込める重要な領域と位置付けている。
今後もその取り組みを強化し、アナログ印刷からデジタル印刷へのテクノロジーシフトを起こすことで、高品質な多品種・少量生産や環境負荷低減などの価値をお客様に提供してくという。

エプソン ロブステリ 商流

デジタル捺染機関連ではミマキエンジニアリングが昨年12月、イタリアのラ・メカニカを買収しており、成長産業への日本メーカーからの投資が進んでいる。


ロブステリ社の社長に就任予定のセイコーエプソン業務執行役員プロフェッショナルプリンティング事業部長である村田すなお氏。

「私たちは、ロブステリ社をエプソングループに迎えることにとても期待しています。これにより、拡大するデジタル捺染市場において、ビジネスを発展させたいと考えているお客様のご要望に、格段にお応えしやすくなります。エプソングループはロブステリ社の仲間と密に連携し、『Monna Lisa』をさらに進化させるとともに、市場をけん引し続けてまいります」

ロブステリ社の取締役Valerio Robustelli氏。
「私たちはエプソングループの一員になれることをとても誇りに思います。ロブステリ社はエプソンと連携することで革新的な産業向けデジタル捺染印刷機『Monna Lisa』を開発、その『Monna Lisa』も、今では高級捺染印刷の代名詞となっています。両社の強みを融合し、世界中のお客様にさらに満足いただけるソリューションを提供していけることをうれしく思います」としている。


ロブステリ社の概要

会社名 Fratelli Robustelli S.r.l.
所在地 Via Firenze 3, Villa Guardia (CO), Italy
社長 Giuseppe Robustelli
設立 1972年
売上高 12,060,000ユーロ※
資本金 90,000ユーロ※
従業員数 25名※
業務内容 インクジェットデジタル捺染印刷機「Monna Lisa」開発・製造・販売
インクジェットデジタル捺染に関する各種技術の研究開発
※ 2015年12月期


ロブステリ社の詳細は以下から

http://www.monnalisatdp.com/en/


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