キヤノン　64インチ対応UV硬化型大判プリンタ「Colorado M5」「M5W」を発表　新色の白インクと新型メディア検出センサーを搭載

【2023年7月5日】キヤノンマーケティングジャパン（キヤノンMJ）とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ（キヤノンPPS）は8月下旬、64インチ（約1.6m幅）対応UV硬化型大判プリンタ「Colorado（コロラド）M5」「同M5W」を発売する。

新製品は、主にサイン＆ディスプレイ市場向けに、新色の白インクと新型メディア検出センサーを搭載。カラー・透明・マグネットメディアへの出力が可能になり、デザイン性の高いアプリケーションの製作に貢献するという。

搭載された新型メディア検出センサーは、検知できるメディアが増え、これにより凹凸のある素材や半透明の素材、マグネットなど出力可能なメディアの幅が広がった。
独自開発の「UVgel（ユーブイジェル）460インク」はプリント直後にUV光を照射しすぐに硬化可能で高い生産性を持つ。

最大出力解像度は1,800dpi、出力速度はグロスの高品質モードで40㎡/時、マットの高品質モードで27㎡/時。
搭載のインクは、185％の伸長性があり、UV硬化型特有のにおいがないことから、屋内外向け広告だけではなく壁紙の印刷にも使用されている。

また「FLXfinish（フレックスフィニッシュ）」機能により、グロス／マット両方の仕上げを、インクを交換することなく1台で打ち分ける。

「Colorado M5W」は新たに白インクを搭載し、カラーや透明メディアにデザイン性の高い印刷物を出力できるようになった。

キヤノンMJとキヤノンPPSは「Colorado M5／M5W」を通し、サイン&ディスプレイ市場の屋内外広告や、壁紙、床装飾の印刷で、新たなプリントの価値を提供し、商業・産業印刷の発展に貢献するとしている。