【2025年10月1日】サトーは、小松製作所(コマツ)の小山工場で小径Oリングやガスケットなど修理用セット部品向けの個別管理ラベルを開発・提供し、運用が始まったと発表した。輸出や修理用セット品で求められる部品単位のトレーサビリティ強化に対応するもの。
従来は複数部品を袋詰めし共通の部品明細リストを添付していたが、輸出時の税関対応や修理品管理の高度化により、単品ごとに識別可能なラベル活用が必要とされていた。今回サトーが開発した専用ラベルは、小径リング製品に適した仕様で、ミシン目の追加やディタック加工を改良。作業性の向上と環境負荷低減につながったという。
導入により、輸出時の税関手続きが円滑化するほか、工場内の他部門や他用途での活用も見込まれる。コマツ部品・リマン推進本部の外川氏は「従来はビニール個装の手間や廃棄物が課題だったが、ラベル導入でコスト削減と環境負荷低減を実現できた」とコメントしている。
サトーは今回の取り組みを「多品種・小ロット管理が進む製造現場における改善モデル」と位置づけており、今後も自動認識技術やラベル開発を通じた現場課題の解決を進める方針だ。
コマツ 概要
https://www.komatsu.jp/ja
サトー 概要
https://www.sato.co.jp/
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.