サカタインクス　廃インキのリサイクル実証実験を開始　セメント会社の石炭代替燃料として活用

【2024年9月3日】サカタインクスは、ダイセキと廃インキ等のリサイクルについて実証実験を開始した。

実証実験は、印刷やパッケージ産業の廃棄物の再資源化に向け、現在の国内4工場で行なうもの。6月に発表した第一弾では、金属スクラップについての実証実験の取り組みを公表していた。

第二弾では、廃インキ等廃液のリサイクルに関する実証実験について、ダイセキと取り組む。
ダイセキは産業廃棄物処理業として60年以上にわたる実績を持ち、とくに処理難度の高い廃油や廃水、汚泥などの液状産業廃棄物のリサイクル分野で高い技術力を有しており、国内でトップクラスのシェアを持っている。

今回の実証実験では、サカタインクス大阪工場での廃グラビアインキを、ダイセキが回収。これをエマルジョン化し、セメント会社の石炭代替燃料として利用するリサイクルを進めている。
また、サカタインクスの「ボタニカルインキ」は、材料の一部に植物由来成分を使用。このため、燃料として使用された際に、カーボンニュートラルの観点から、CO2をオフセットする効果もあるという。

サカタインクス
https://www.inx.co.jp/

ダイセキ
https://www.daiseki.co.jp/