東洋製罐GH　シンガポールのスタートアップ企業「Seadling Pte. Ltd.」 に出資　海藻サプライチェーンを支援

【2024年7月24日】東洋製罐グループホールディングスはこのほど、持続可能な海藻養殖と海藻機能性原料の開発に注力するシンガポールのスタートアップ企業「Seadling Pte. Ltd.」 に出資した。

これは、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクトである「OPEN UP! PROJECT」の一環で、同プロジェクトを通じた出資は8件目となる。
これまで同プロジェクトでは、 「日本初の自動製罐」や「アイスクリームの紙コップ」「世界初のレトルトパウチ」の発明などを開発してきた。

Seadlingは2018年設立。東南アジアの海藻が持つポテンシャルを最大限に引き出すために、独自の孵化技術や発酵プロセスの開発。また、地元コミュニティとの密接な協力を通じて、ペットフードやバイオスティミュラント（植物や土壌に使用する資材）などに活用可能な高品質の機能性海藻原料を開発している。
東南アジアにおける持続可能な海藻養殖の構築とその利用機会の展開により、環境保護と地域社会の発展を両立させることを目指す。
Seadlingは、シードラウンドとして、総計200万ドルの資金調達を実施している。

東洋製罐グループホールディングスは、今回の出資により、Seadlingをはじめとする他の共創パートナーと共に、海藻サプライチェーンの構築とその用途拡大へ貢献。さらに、持続可能なアジアの海洋環境構築にも貢献していくとしている。