【2024年7月8日】小森コーポレーションはこのほど、10カ国から複数台の銀行券と諸証券印刷設備の受注を発表した。受注金額は2023年4月から2024年6月までで約200億円だった。
主要発注者は、日本・独立行政法人国立印刷局、バングラディシュ・SPCBL (Security PrintingCorporation (Bangladesh) Ltd.)、カナダ・CBN(Canadian Bank Note Company, Limited)、インド・SPMCIL(Security Printing and Minting Corporation of India Limited)、ベトナム・NBPP (National Banknote Printing Plant)、南アフリカ・SABN (South African Bank NoteCompany)ほか4カ国。
受注内容は、銀行券印刷設備(オフセット機、凹版機、番号機、番号コーター機)など複数台。受注金額は、上記を含む、証券印刷機事業の2023年4月から2024年6月までの受注金額は約200億円となった。
同社は、主力のオフセット印刷機製造のほか、1958 年より日本の銀行券印刷機の製造をしており、海外へは1990年代にインド準備銀行傘下のBRB社へ銀行券印刷設備を納入。2010年からは、新規事業展開の一環として本格的に証券印刷機事業の海外展開に取組んできた。
世界最大の民間証券印刷会社である英国のデ・ラ・ルー社、米国の銀行券総合印刷会社であるクレーンカレンシー社への印刷設備の納入、国営ユーロ紙幣プリンターである、フランス銀行、イタリア銀行への納入など、基盤事業の 1 つとして銀行券印刷設備の納入を増やしてきたという。
また、各国の総合的な入札評価プロセスのなかで、同社の設備が要求される高い性能と品質基準を満たすものであると評価されており、サービスの安定提供や財務基盤も認められているとしている。
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