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【デジタルプリント潮流】ローランドDG 神谷智之氏に聞く同社の取り組み 「発色」「安定性」そして「オンラインでの発信」


【2022年2月1日】ローランドディー.ジー.は、サイン&ディスプレイ用の大判インクジェットプリンタで知られる企業。近年はグッズプリント用の小型フラットベッド印刷機も製造・販売しており、多くの企業に導入されている。
2020年には、欧米で先行発売されていた中型のフラットベッドプリンタ「IU-1000F」も日本で販売開始。さまざまなクラス・用途のデジタルプリントを支えるサプライヤーとして知られる。
今回は同社国内マーケティングユニットの神谷智之氏に話を聞いた。

――製品の売れ行きや動向などを教えてください
当社は、インク別ではソルベント系を最も多く販売しており、次いでUVも伸びているといった感じです。
ソルベント系はもっとも累計販売台数があり、当社の製品をリプレイスしていただくケースが多いですね。
2019年に発売した「TrueVIS VG2」シリーズは、画質の高さや安定性の向上が高く評価され、買い替えを待っていたお客様や他社からの乗り換えのお客様に腰を上げていただいた印象です。
特に特色インクでオレンジとグリーンを用意し、表現力が高まっていることが特長です。インクを増やしたことで、澄んだグリーンなどの色の作りが上手くいき、バランスの良い鮮やかな色表現が可能になりました。


「TrueVIS VG2-640/540 SG2-540」

――安定性というキーワードもありました。メンテナンスなどの要望は?
当社ではメンテナンスに力入れており、保守契約を必須にしていました。年間2回のビフォアーメンテナンスは、予防的な点検で「壊れないための保守」なのですが、壊れないことから逆に「保守はいらない」と思われるケースもありました。
しかし、保守のないケースと比較した場合「急ぎの作業中に止まる」「トラブルが解決せず数日出力できない」ということが起こりづらく「壊れないいいプリンタだ」という評判が浸透していき、再評価をいただいたようです。

またコロナ禍でも、プリンタやサプライ品など在庫を切らすことなく供給できた点も、お客様から心強いと安心いただけたと聞いています。新型コロナウイルス感染拡大以降、さまざまなことが不安定になっていますが、こういったことはしっかりと継続していきたいと思っています。

――サイン用途のUV系はまだこれからという感じでしょうか?
サイン用途で、ロールタイプの製品はソルベント系の台数が圧倒的に多いです。
一方で、グッズプリントに使われるような小型のプリンタでは、すでにUV系が多く出ています。グッズ作成の場合、人気アニメなどの商品は大量品になることが多いので、複数台、中には数十台を並べて生産していただいているお客様もいらっしゃいます。
複数台所有する方が作業効率が向上したり、万が一トラブルが起きたときにもリカバリーしやすいというメリットもあります。

「VersaUV LEF2-200」はグッズプリントなどで活用されている

――ここ数年グッズなど、サイン&ディスプレイ以外のプリントに力を入れている印象がありましたが、メインの商材が変わってきているのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。サインにも力を入れています。どれか一本がメインということではなく、複数の用途への販売に力を入れており、サインももちろん柱の一つです。
サインでは、後発ではありますがサイン向けのUVタイプの販売は伸ばしていきたいですね。「VersaUV LEC2」シリーズは、オレンジとレッドなど、発色が一段と良くなっています。

グッズ用途では、VersaUV「LEF2」シリーズの「LEF2-200」が、名入れやワンポイントのデザインをプリントする用途で最も採用されています。
またUVのフラットベッド機「IU-1000F」も、少しずつ認知が広まっており、新たな需要を開拓できつつあります。こちらは工業系でも需要を獲得していきたいですね。

――コロナ禍で、展示会などが開催されないケースが増えています。また来場もしづらい状況が続きますが、どのようにユーザーへ情報を伝えていきますか
まずは当社が行っている「オンラインセミナー」で、さまざまな情報をお伝えしています。このセミナースタイルは比較的早くから、東京クリエイティブセンターを会場にリアルで行ってきたもので、一部をオンラインアカデミーとして開催していました。


過去のセミナーの様子。クリエイティブセンターを会場にデモンストレーションなども行っていた

このイベントでは、ユーザーに新しい情報を伝えられる方法としての手ごたえはつかんでいます。一方で、内容によって集客に差が出るケースも目立ちます。他社のセミナーを見ても分かるのですが、いわゆるコンテンツ勝負になって、単純に「新製品が出ました」と説明するだけでは参加者は集まらなくもなっているようです。
当社では、個性的な取り組みをする協力会社の方に登壇してもらうなど、工夫を重ねてコンテンツのブラッシュアップを図っています。
このほか、ネットでの店舗の拡充やサポートなどにも力を入れていきます。

ただ、リアルでのタッチポイントも軽視しているわけではありません。展示会もお客様にしっかり製品を伝える機会として、しっかり出展させていただきます。
今年は2月の「page」のほか、「JAPAN SGOP」「IGAS」などに出展する予定です。

――ユーザーにメッセージを
先ほど展示会への出展の話も致しましたが、今年は外に出ていく年と考えています。
ここ2年ほどは、Webやリモートでお客様とお話しする機会が多かったのですが、やはり製品やサービスをリアルで見ていただく機会をつくり、最適で最新な情報をたくさんお届けしたいと考えています。

また、東京の事務所が2月28日(月)に移転します。クリエイティブセンターも現在よりも広いスペースを確保し、新しい提案の場、コミュニケーションの場として発展させていくよう努力したいと思っています。
ぜひ、有効利用していただき、お客様のビジネスの発展につながればと思っています。

 

「page2022」への出展のついて
https://www.rolanddg.co.jp/company/pressroom/220202_exhibition_page2022

 

東京営業所移転について

ローランドディー.ジー.東京営業所(2月28日から)
東京都港区港南1-6-31 品川東急ビル5階
☎03-5715-4410
FAX03-5715-4412


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