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富士フイルム 1月1日付で「インクジェット事業部」を設立 2021年度までに1000億円の売上拡大目指す


【2017年1月4日】富士フイルムは1月1日付で「インクジェット事業部」を設立した。
設立の目的は「インクジェット(IJ)技術で世の中の多様なニーズに応え、事業のさらなる拡大を図るため」としており、急激な進展を見せるIJ技術やIJ市場に向けて事業の拡大を目指す。

富士フイルムでは2005年以降、産業用IJヘッドのリーディングカンパニーである米国の「FUJIFILM Dimatix,Inc.」や、家庭用・産業用を問わず各種ヘッドの特性にマッチする多様なインクを製造できる英国の「FUJIFILM Imaging Colorants Ltd.」「FUJIFILM Speciality Ink Systems Ltd.」らを買収した。

また、同社ではこれらの会社が持つインク、ヘッドに独自の画像処理技術や化学合成技術を組み合わせて、先進的なIJ技術を開発。2011年には商業印刷向けに、IJデジタル印刷機「Jet Press 720」を発売した。

Jet Press 720
IJデジタル印刷機「Jet Press 720」

今回のインクジェット事業部の設立により「ヘッド」と「インク」「画像処理」、すべてを自社グループ内で一貫して開発できる強みを活用。経営資源の集中を図り、商業印刷だけでなく、今後、成長が見込まれる産業用途や3Dプリンティングなどの新規分野における新たなビジネスを創出する。

近年、IJ技術は印刷分野では短納期、多品種少量に対応するバリアブル印刷の特徴を活かし、商業印刷業やサイン・ディスプレイ業で実用化されている。また、IJヘッドを利用して立体物を作成する3Dプリンティングや、電子回路を形成するプリンテッドエレクトロニクスなどの分野でも活用されている。

富士フイルムでは、2021年度に同事業で1,000億円の売上拡大を目指す。


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