【2021年6月8日】大日本印刷(DNP)はこのほど、環境配慮パッケージによる2020年度のCO2削減量を3,300tと算出した。
これは石油由来のパッケージを使用した場合と比べ、森林263.4ヘクタール(東京ドーム56個分、杉23.6万本分)の吸収量にあたる。
同社では、環境負荷低減を目的に「DNP環境配慮パッケージングGREEN PACKAGING」(GREEN PACKAGING)を開発・提供。また、2020年度は製造時のインキを、植物由来原料を一部に使用したバイオマスインキに切り替えるなど、さまざまな施策を行っている。
DNPでは、GREEN PACKAGINGのラインアップとして、「DNP植物由来包材 バイオマテック」シリーズの製品を2010年から提供している。
また、2021年1月には、食品や日用品など等のフィルム包装(軟包装)の印刷に使用する主要なラミネート用グラビアインキについて、植物由来の原料を一部に使用したバイオマスインキへ切り替えた。
DNPは2020年3月に、「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定し、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現を目指している。
特に「脱炭素社会」の実現に向けては、2050年度までに自社拠点での事業活動にともなう温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。
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