【2015年11月30日】自分の考えたデザインが形になるのはうれしいものだ。それも商品になって、誰かが買ってくれるならこれほどうれしいことはないだろう。
そんな夢をかなえたのが、クリエイターのデザインを1mから生地にプリントできるマーケットサイト「HappyFabric(ハッピーファブリック)」。
同サイトは9月のオープンから約2カ月がたち、少しずつデザインのアップ数も増えてきている。
先週、11月27日には、同サイトのリアルイベントHappy Fabric Day ファブリックのあれこれ、聞いちゃおう!」が、東京都渋谷区神宮前の世界一ワクワクする印刷工場「HappyPrinters HARAJUKU」で行われた。
場所は日本一おしゃれな通り表参道から近く、通りには若者に加えて、外国人観光客が非常に多い。店の前で記念撮影したり、集団で立ち止まって盛り上がったりなど、フリーダムな様子があちこちで見られた。
そんな中、かなりおしゃれなたたずまいの建物「FLAG」の中にHappyPrintersはある。
さっそくガラス張りの店舗の中を覗くと「あるある!」ミマキエンジニアリングのインクジェットプリンタ(IJP)「UJF-3042HG」やHPのラテックスIJP「HP Designjet L26500」が店舗の中にドーンとある。両方とも割と素材を選ばずプリントできるマシン。さらにはトロテックのレーザーカッター「Speedy300」も。
こういう機材を使って、デザインしたものをカタチにできるというのが同ショップのコンセプトだ。
この日はHappy Fabricのサービスについて、お客さんが質問する日。
ちなみにこのサービスについては、以下のニュースを見てほしい。
「デジタルプリントで1mから布地が買える「HappyFabric」がオープン デザイナーも在庫なしで作品を販売可能に!」
店内では「Illustratorを使ってのデザインの場合、送りは?」や「デザインのOKとNGについて教えてください」といった質問がされており、店員さんがIJPやパソコン、サンプルを使って丁寧に答えていた。
オーナーの堀江賢司さんは「HappyFabricはデザインのプロでなくても、自分の考えた柄を生地に1mからプリントできます。百聞は一見に如かずといいますが、今回はこのシステムやルールをわかりやすく説明したいと思い、リアルイベントを開催しました」と話す。
ちなみにデザインでNGなものは「他人の著作物」「二次創作品」「写真を撮ってアップしただけ、などデザインになっていないもの」「他人が不快に感じる表現(卑猥なヌード)」などだ。
店舗ではIJPなどを使った既製品への名入れなども行っており、誕生プレゼントやウェディング関連、高校生が友達同士でお揃いを作りたいなどの要望で訪れることもある。
堀江さんは「店舗にはやさしい店員さんがいっぱいいるので、ものづくりをしたい人は気軽に来てほしい。また、HappyFabricも、自分使いでデザインする方も多いので、どんどんデザインをアップしてほしい」と話す。
自分の描いたデザインが生地1mから作れるなんて、数十年前から考えればまるで夢のような話。それも10%のデザイン料まで受け取れる。
プロもアマチュアも巻き込んで、どこまでこの夢が広がっていくのか、非常に楽しみな企画だ。
HappyFabric
https://happyfabric.me/
「HappyPrinters HARAJUKU」
東京都渋谷区神宮前3-27-15 FLAG 1B 「HappyPrinters HARAJUKU」
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.