【2019年7月11日】日本紙パルプ商事は7月5日付の取締役会で、英国の紙・包装資材を中心とした輸入卸売事業を行う「PREMIER PAPER GROUP LIMITED(PREMIER社)」の株式を100%保有する 「RADMS PAPER LIMITED(RADMS社)」の株式 60%を取得し、株式譲渡契約書を締結した。
今回、子会社化を予定しているRADMS社の事業会社である PREMIER社は、英国第2位の売上規模を誇る大手紙商であり、売上高 233 百万ポンド、従業員 480 人、英国内 18 拠点、約 3,000 の顧客を有し、徹底したローコストオペレーションの遂行、パッケージ、紙加工品、およびデジタルを含むサイン&ディスプレイ分野などの成長マーケットへの注力により、増収増益を維持している。
英国での紙・板紙の需要は年間約 850 万トンだが、その多くを欧州大陸からの輸入に頼っており、在庫・物流機能を有する紙商が重要な役割を担っている。
株式取得の目的は、「中期経営計画 2019~Paper, and beyond~」の事業変革および構造転換。このため「海外卸売」では世界各地域でのプレゼンスの高い紙卸売会社のグループ会社化に注力し、2010 年に米国 Gould Paper 社を買収、2012 年にインド KCT Trading 社に出資、また 2017 年に Ball & Doggett 社を買収し、2018 年には東南アジアに販売網を有する Spicers Singapore社(現 OVOL Singapore社)、および Spicers Malaysia社(現 OVOLMalaysia社)の買収を行い、同事業の販売力強化と収益力向上に努めている。
現在、同社グループの海外拠点は 21 カ国、94 拠点に拡大している。
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