【2017年6月7日】サガシキは6月6日、デジタルサイネージ管理システム「ENPLUG(エンプラグ)」の日本国内での独占販売権を取得した。
サガシキは1945年、佐賀県で創業された紙器製造会社。パッケージやダンボールのデザイン、その製造などを行っている。
一方の「エンプラグ(Enplug)」は、フォーチュン誌で30歳未満の女性起業家トップ10に選ばれたナンシー・リューCEO(Nanxi Liu)が創業したベンチャー企業。
同社がサービスするデジタルサイネージ管理端末システム「ENPLUG(エンプラグ)」は、米国ですでに1,000社以上の企業が導入し、高いシェアを獲得している。
「ENPLUG」は、デジタルサイネージとしてユーザー制作の動画やビジュアル広告の放映・表示はもちろん、ニュースや天気予報豊富なコンテンツがあらかじめ用意されており、切り替えての表示にも対応している。
また、SNS(Twitter、インスタグラム)との連動が可能で、設定したハッシュタグを自動検索し、自社や商品、ブランドについての書き込みを画面に表示することで、PRに役立てるといった使い方もできる。
NGワードによるフィルタリングも可能で、対象を貶める発言やいたずらなどは表示しない機能や、投稿数を計測する「エンゲージメント分析」などを搭載している。
顔認証システムとの連動も可能で、閲覧者にあった情報を自動的に表示するといった使い方もできる。
システムは「エンプラグ デバイス」をディスプレイとパソコンに接続することで使用可能。さまざまな大きさのディスプレイに対応しており、超大型の映像装置からスマートフォンの画面まで、簡単な設定で連動する。
アカウントを持てばパソコンのブラウザから、複数のディスプレイに連動したコンテンツの配信を行うことができ、管理もパソコンなどの画面から簡単に行える。
操作は直感的に行えるが、サガシキでは日本語バージョンを開発し、より使いやすさを追求した。
「エンプラグ デバイス」は筐体販売価格が29,800円。またアカウント使用料は、1ディスプレイの場合1台あたり11,800円、100ディスプレイの場合は1台あたり3,880円。
https://www.youtube.com/watch?v=mBaaEw19huA
サガシキでは、自社はもちろん代理店などと連携した販売も行うとしており、販社のほか、紙器事業でかかわりの深い印刷会社など、小売店に顧客を多く持つ企業との提携を目指す。
当面の販売目標数は3,000セット。
なお、同システムは今日6月7日から9日(金)まで千葉市美浜区の幕張メッセで行われる「デジタルサイネージジャパン 〔DSJ〕 2017」のサガシキ(7N08)ブースでデモンストレーションする。
また、Enplugのナンシー・リューCEOは午後5時5分から「米国CES 2015’s ‘Showstoppers’ピッチコンペティション勝者がサイネージ業界に起こす新旋風」の演題で基調講演を行う。
6月6日には、記者発表が行われ、両社代表が以下のようにコメントした。
当社はパッケージやPOPなどの作成により、クライアントの店頭販促をアナログ面で支援しきた。この紙器事業とともにデジタルで販促できる「ENPLUG」の普及を進めたい。
国内はもちろん国外からの観光客、インバウンドのコミュニケーションも円滑化できるようにシステムを活用してもらいたい。
デジタルサイネージではナンバーワンの会社と提携することでこれを実現する。
エンプラグのミッションは、デジタル上で最も効果的なデジタルコミュニケーションをつくること。
デジタルサイネージ市場は昨年26%増、特に小売業界で成長している。
すでに2億2600万台が利用されており、大半が商用。
「ENPLUG」は現在、数万台が稼働しており、ユーザーは1000社を数え、42カ国で事業展開し、12言語で利用されている。
今回、サガシキと提携でき、素晴らしいチームを組めた。日本での普及を進めたい。
「エンプラグ」
http://enplug.co.jp/index.html
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