ミマキ　豪企業からテキスタイルプリント前処理装置事業を取得

【2017年12月2日】ミマキエンジニアリングは11月30日、オーストラリアRimslow Global Pty. Ltd.社（Rimslow社）から、デジタルテキスタイルプリント向け前後処理装置の製造販売事業を取得した。

Rimslow社は、デジタルプリント用前後処理装置のパイオニアとしてテキスタイルプリント業界では広く知られ、同社製品は社名（商標）とともに広く流通している。

今回の事業取得は、ミマキグループが目指すテキスタイル・アパレル市場（TA市場）でのデジタルプリントの拡大を目標としたもの。
TA市場の販売・サービス体制の再構築と並行し、TA市場のデジタルプリント全般に関わるノウハウの習得に取り組む。

ミマキグループは、デジタルプリンタに関して、既に消費地と生産地の双方に対応できる製品群をフルラインナップで取り揃えているが、コーティング、蒸し、水洗等の前後処理工程に関するノウハウを持っていなかった。

Rimslow社からの事業取得により、新たにTA市場向けデジタルプリントの前後処理装置（コーティング機・蒸し機・洗い機等）に関するノウハウを取得し、TA市場のトータルソリューションに対応できる。

事業取得は、Rimslow社からの事業承継の打診に対してミマキが合意したもので、同社製品の設計・商標・デザイン等を取得する。

さらに、同社の代表者と別途コンサルタント契約を締結。同社製品の開発・製造に関する指導を受けてミマキグループ内での生産体制を構築。中期的には、当社グループの販売チャネルを通じて同社製品をワールドワイドに展開する。