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ゼロックスとサトー子会社DataLaseが協業契約 「LIM(レーザーイメージングモジュール)」を採用


【2017年4月6日】ゼロックス・コーポレーション(米国Xerox)と、サトーホールディングスの100%子会社でインラインデジタルプリンティングを専門とするDataLaseが、インクを必要としない新たな印字ソリューションのための協業契約を締結した。

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サトー インラインデジタルプリンティング 142

今回の協業はDataLaseが開発した、「Variprint」と呼ばれる次世代のインラインデジタルプリンティングソリューションに関してのもので、Xeroxが設計・構築した新しい「LIM(レーザーイメージングモジュール)」を採用する。

同ソリューションはさまざまな製品やパッケージに従来塗布されているコーティング剤に、DataLaseの特許技術である感熱顔料を混ぜ、そこにLIMを照射することで、コーティング剤の中で変色反応を起こす仕組み。

サトー インラインデジタルプリンティング 143

一般のインクジェットによるデジタルプリンティングソリューションと比較しても、さらに高い解像度で印字でき、グレースケール画像は最高1,200dpiまでの実効解像度で作成でき、また印字速度は最高毎秒1メートル。
モノクロのグラフィックスや、バーコード、文字といった可変情報のデジタルプリンティングに対応する。

用途では、外箱やダンボールへのコーディング、ラベリング、製品コーディング、折り畳み式カートンなど、幅広い製品やパッケージへの活用が可能。市場は食品・飲料、医薬品、日用品、生活用品などを見込んでいる。

DataLaseのCEOクリス・ワイヤーズのコメント

「昨年ドイツで開かれた展示会『drupa 2016(※)』を皮切りに、DataLase のソリューションは、ブランドと消費者を1対1の関係でつなげるための独自の方法を提供する技術として、大きな関心を集めています。ブランドオーナーは、製品やパッケージのデザインをパーソナライズし、最終段階で差別化することが可能になり、例えば地域限定の販促活動やマーケティング情報をタイミングよく付加することができます。パッケージングを活用したリアルタイムマーケティングの可能性が、今まさに現実になります」

「デジタルプリントおよびパッケージングの市場は、健全なペースで成長しています」と、Xeroxのパッケージングプログラムマネージャー、Aanand Parthasarathiは述べています。「当社の新しいレーザーとDataLaseの技術を組み合わせることで、印字言語の変更や原材料表示内容の最終段階での変更など、フルフィルメント(商品の受注から引き渡しに至るまでの業務全般)のプロセスに新たな対応力をもたらします」

 

DataLase Ltd. 概要
設立: 1987年
所在地: 英国チェシャー州
代表者: Christopher Wyres
資本金: £441,000(約6,100万円)
事業内容: レーザーによるマーキング原料の開発・製造・販売

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