【2016年10月24日】パテント・リザルトは10月19日、「繊維・紙・パルプ業界 特許資産規模ランキング」を発表。
その結果、1位は東レ、2位 三菱レイヨン、3位 大王製紙となった。
同ランキングは、パテント・リザルトが独自に分類した「繊維・紙・パルプ」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価したもの。
パテント・リザルト調べ「繊維・紙・パルプ業界 特許資産規模ランキング」
2015年4月1日から2016年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計している。
1位の東レの注目度の高い特許には、「水処理用途にも使用可能である、液体中のウイルスなどの除去に適した分離膜」や「優れた耐衝撃性と積層方向の良好な導電性とを兼ね備えたプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状の強化プラスチック成形材料)」に関する技術などが挙げられ、どちらの特許も日本国内だけでなく、複数の国へ出願されている。
2位の三菱レイヨンは、「繊維径が大きくても結節強度が高く、取扱い性、加工性に優れた炭素繊維束」や、東洋紡との共同保有である「接合部が十分に接合した繊維強化熱可塑性樹脂成形品」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられ、後者はNEDOの研究開発委託による発明で、日本版バイ・ドール制度を適用したものとなっている。
大王製紙は昨年から3つ順位を上げ3位となった。
同社の注目度の高い特許には、鳥取大学との共同保有である「排液の経時的な吸収・拡散状況を表示および着用者が知覚できるようにする方法」や、「排出された体液と着用者の肌との接触を効果的に回避することができる吸収体物品」に関する技術などがある。
大王製紙のほか、前年から順位を上げた企業には、王子ホールディングスや日本製紙、Kolon Industries(韓)が挙げられる。
ランキングデータ「繊維・紙・パルプ 特許資産規模ランキング2016」は50,000円(税別)。
申し込みは下記URLから
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