【2025年10月17日】日本デザイン振興会はこのほど、「2025年度グッドデザイン賞」の受賞作品を決定した。
同賞は4月1日に募集を開始し、5,225件が審査対象となった。この中から、各審査ユニットのトップ5で構成する「グッドデザイン・ベスト100」を選出。さらに20の審査ユニットより最も優れた対象として各1件ずつ選ばれた20件の中から、「グッドデザイン大賞」1件と「グッドデザイン金賞」19件を決定した。
また、プリンティングやサイン・ディスプレイ関連でも多くの受賞があり、かky差がこれを発表している。
各受賞製品は、11月1日(土)から5日(水)まで東京・六本木の東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」で展示される。
セイコーエプソンは、乾式オフィス製紙機やプリンタ、プロジェクターなど計7製品が受賞し、このうち「PaperLab Q-5000/Q-40」やホームプロジェクター「EFシリーズ」がグッドデザイン・ベスト100に選出された。乾式製紙機では小型化と環境性能の両立が、プロジェクターでは空間調和を重視したデザインが評価された。
このほか同社は、インクジェットラベル印刷機 「SurePress L-5034」や、大判昇華転写プリンタ/大判サイネージプリンタ「SureColor SC-F9550/SC-F9550H」「SC-S9150」、ホーム用インクジェットプリンタ「EW-M678FT」「EW-M638T」などが受賞している。
川上産業は再生プラスチックを用いた軽量剛性板「エコリアルボード 容器包装リサイクルタイプ」と、遮熱断熱シート「アルミプチ 施工特化タイプ」で受賞。「エコリアルボード」は家庭由来の再生材(PCR材)を活用し、従来困難とされた100%リサイクル製品化を実現。「アルミプチ」は軽量・薄型で施工性を高めた点が高く評価された。
新晃社は「SAWARIGAMI」が受賞。「SAWARIGAMIシリーズ」は、同社の実験ブランド「印刷加工実験室」で開発した独自の特殊印刷技術「さわりがみ加工」により、紙の表面にざらざらとした凹凸模様を施した。
これをベースにネオンカラーの「SAWARIGAMI neon」、ご祝儀袋「SAWARIGAMI iwai」、大判サイズ「SAWARIGAMI|Large」の4商品を用意している。
MICは小売店とメーカーを対象とした販促物の共同配送サービス「Co.HUB」で受賞した。
Co.HUBは、メーカー各社の販促物を一度、当社の物流拠点に集約し、店舗ごとに必要な販促物を仕分け、サイズ・重量をデジタル計測。独自のアルゴリズムにより最適な箱を選定・梱包。積載効率を最大化した状態で、週1回効率的に配送する。
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