SO-KEN 　水に濡れると絵が変わる「ハイドロプリント」を発売　インクジェット技術のみで実現　「Trickprint」シリーズ第6弾

【2023年5月10日】SO-KEN は5月10日、「Trickprint」シリーズ第6弾となる、水に濡れると絵が変わる「ハイドロプリント」を発売した。

「ハイドロプリント」は変化するトリガーが水となる製品。夏の季節と相性が良い製品となり、屋外イベントや屋外アトラクションで涼を取り入れたい企画にも対応する。

これまでも、水でデザインが変わる印刷物はあったが、インクジェットプリントだけで完結できるのは業界初（特許出願済み）。
1枚のポスターでも、低コスト・短納期で生産でき、少量のサイン＆ディスプレイでの需要を取り込む。

この技術は、ハイドロクロミック効果を使用したもの。同技術は、乾燥した表面が水に濡れると瞬時に白から透明となることを利用している。さらに乾くと再び元の隠蔽性のある白色状態へと可逆的に変化し、繰り返し変化を楽しめる。
プリントサイズはB1以下で、10月以降は長尺ロール紙対応を予定している。

同社は、さまざまなトリガーでデザインが変化する特殊なインタラクティブプリント技術を提供する会社。インクジェットプリントをベースとし、PR や情報伝達を兼ねた体験型エンターテインメント企画に多く活用されている。
AR（仮想現実）などを取り込んだプリントサービスはあるが、特殊なメガネやディスプレイ、アプリなどのダウンロードの必要があるため、採用や実際の使用にハードルがあるケースが多いが、同社製品はこれらを使用せずに変化が見えるものが多い。

同社では「ハイドロプリント」について、屋内外イベントの「パネルアトラクション」や、雨天で絵が切替わる「屋外OOH」、水や雨と関連する「体験型商品訴求パネル」、水に関連する「ミュージアム解説パネル」などでの採用を見込む。
また、2023年内に同技術のデータ変換サービスの開始を予定している。

「ハイドロプリント」
http://www.trickprint.com/lineup/hydro/index.html

Trickprint 6種の仕様
http://www.trickprint.com/index.html#trick