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日本HP 大判プリンタ「HP Latex」シリーズの新製品を発表 「HP Latex R530/730/830」

【2025年5月26日】日本HPは、ロール素材とリジッド(板状)素材の両方に対応したオールインワンプリンタ「HP Latex R530」を含む大判プリンタ「HP Latex」シリーズの新製品を発表した。
今回の新ラインアップは、屋内外の多用途アプリケーションに対応し、生産性の向上とサステナビリティの強化を図っている。

「HP Latex R530」は、限られた設置スペースでも使用できるコンパクトな設計に加え、リジッドとロール素材の切り替えを容易に行える点が特長で、中小規模事業者がリジッド印刷に参入しやすい構成となっている。
HP Latexインクやホワイトインクの活用により、高精細と滑らかなグラデーション表現を可能にし、「HP Pixel Control」による画像処理により一貫した高品質出力が実現する。さらに、インクの自動再循環システムや自動プリントヘッドクリーニング機能を搭載し、稼働率の向上とメンテナンスの簡素化を両立している。発売は5月15日を予定。

「HP Latex 730」および「HP Latex 830」は、最新のインクとプリントヘッド構造を採用し、さらなる品質の一貫性と高精細な印刷表現を可能にしている。小さな文字の再現性にも優れ、自動両面印刷やブランドサイネージ、インテリア装飾など幅広い用途に対応できる。メディアの取り付けを容易にするスピンドルレス方式や、ユーザーが交換可能な新型プリントヘッド、長寿命化されたメンテナンスカートリッジも導入されており、印刷現場における作業効率とランニングコストの改善に貢献する。両機種とも5月15日発売予定。

さらに、同社は印刷工程全体を統合管理できるリアルタイムプラットフォーム「HP PrintOS Production Hub」の提供も開始する。同プラットフォームは、注文から出荷までを一元的に制御できる仕組みで、印刷業務の簡素化と効率化を実現する。「HP Latex R530」に先行対応し、他シリーズには今秋以降順次対応予定である。

サステナビリティに関してもHPは強化を図っており、「HP Latex R530」は、リジッド素材への直接印刷によって素材廃棄量の削減を促進する。また、UL ECOLOGO認証取得済みのHP Latexインクを採用し、健康的な作業環境の維持にも配慮している。プリンタ本体には再生プラスチックが25%使用されており、リサイクル可能なメディアへの対応力も備える。加えて、「HP Latex 730」および「HP Latex 830」シリーズは、サイネージ業界で初めてEPEAT Climate+認定を取得した「HP Latex 630」と同等の認証を得ており、環境への配慮が評価されている。

このほか、同社は出力事業者向けに持続可能性の取り組みを支援する「HP Sustainability Amplifierプログラム」を拡充し、大判印刷業界における環境対応の標準化と実践を促進する。自社評価ツールや専門的なアドバイス、ベストプラクティスの提供を通じ、出力事業者の環境対応力の向上を後押しする構えだ。

 

製品名価格(税込)販売開始日
HP Latex R530プリンターオープン価格5月29日
HP Latex 730プリンター3,474,900円2025年秋以降
HP Latex 730Wプリンター3,941,300円2025年秋以降
HP Latex 830プリンター4,291,100円2025年秋以降
HP Latex 830Wプリンター4,640,900円2025年秋以降

 

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