【2025年2月26日】TOPPANクロレはこのほど、「日本語長文AI音声制作システム」を開発した。
同システムは、日本語に適した間合いやアクセントを踏まえた読上げ内容をテキスト上で可視化し音声内容を調整できるシステム。オーディオブックなどのAI音声制作で、独自のデータ整形技術でAIの精度を向上している。
文章の区切りごとの余白やアクセント制御などを誰でも理解できるように分かりやすく可視化し、テキストデータ上でそれらの調整が可能。日本語長文のAI音声制作では、文章の区切りによる意味やニュアンスの違いなどの修正必要箇所が多数あり、これらの微調整のための人手作業・ノウハウなどの負荷を削減できる。
サービスの活用により従来のAI音声制作より工数を削減できるため、オーディオブックの量産を可能とする。
TOPPANクロレの「AI音声可視化システム」とLINEヤフーが提供する音声合成編集ツール「Achoris Editor」を連携。これによりこれまで制作工数やコストが課題となり、オーディオブック制作が難しかった日本語長文の「約款」「マニュアル」「教材」など様々な分野での活用が可能。
従来、書籍などの日本語長文のAI音声制作では、文章の区切りによる意味やニュアンスの違いという日本語独自の特徴により、微調整のための人手作業・ノウハウが必要とされ、多大な負荷がかかっていた。
今後、TOPPANクロレは、日本語長文音声制作システムを活用し、2026年度までにまずは出版社や新聞社などのコンテンツホルダー、自治体を含む図書館などの運営事業者から2万件のオーディオブック制作受託を目指す。
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