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凸版印刷 「AI校閲・校正支援システム」を開発 各社基準で校閲・校正可能

【2019年10月15日】凸版印刷はこのほど、企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を行う「AI校閲・校正支援システム」を開発した。

同システムはAI技術を活用することで、印刷物・デジタル媒体に関する業界・企業特有の表記や専門用語を学習し校閲や校正を行う。
これまで凸版印刷がパンフレット・メルマガなどの多種多様な印刷物やデジタル媒体の制作を通じて培ってきた校閲・校正ノウハウを元に開発。実証実験の成果を踏まえて改良を加え、商品化に至った。

AIを活用した自動チェック機能により、「正しい日本語」のチェックだけでなく、専門用語の間違いや制作レギュレーションの違反までを検出することで、校閲・校正に関する負荷削減とヒューマンエラー防止に貢献する。
また、確認者によるチェックだけでなく、制作者が制作段階から確認者目線でチェックができる仕組みにより、初校段階からの品質向上が可能。これにより、修正指示、制作者と確認者間のやり取り回数を削減でき、制作業務フロー全体を効率化する。

価格は初期費用が500万円~、運用費用が月額50万円~。

今後、2019年10月から、全国の銀行やカード、生損保会社など金融業界向けに、サービスとして提供・販売を開始。
凸版印刷は、同サービスを金融機関に向けて拡販し、2020年度までに20社の導入、2022年度までに関連受注を含めて累計100億円の売上を目指す。

なお、同システムは、2019年10月24日(木)から25日(金)まで開催される「FIT2019 金融国際情報技術展」(会場:東京国際フォーラム)の凸版印刷ブース(小間番号:EB08)で展示される。

 

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