プリント&プロモーション―デジタルプリントの専門サイト――

【速報レポート】「ギフト・ショー春2021」開幕 在宅ワーク、コロナ対策、3Dプリント、特殊印刷など多彩 明日5日まで

【2021年2月4日】「第91回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2021」が2月3日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。

「ギフト・ショー」は、日本最大のバーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市で、今回はテーマを「アクティブライフとリラクセーションギフトの提案」とし、「第9回LIFEDESIGN」「第29回グルメ&ダイニングスタイルショー春2021」を同時開催している。

プリント&プロモーションでは、プリント関連、プロモーション関連の商品やサービスを中心に出展者をレポートする。

 

会場レポート

ドアサインショップは、「ドアノブプレート」を初出品。ホテルの客室などで使用される「ドアノブプレート」に、「黙食」や「置き配」「ZOOM中」など、昨今必要とされているキーワードをデザインして販売している。現在すでに約170種類のデザインがある。
昨年来、リモートワークによる在宅勤務が増えたことから、部屋のドアにこのプレートを下げて、室内の状況を知らせる、またオンオフを切り替えるといった目的で活用されている。
このほか、店舗などで「お客様に、伝えづらいことを可愛く伝える」といった使用法もあるという。

3D SNAPは、3Dプリンタによるフルカラー造形のフィギュアを提案。撮影(3Dスキャン)から、データ調整、プリントまでを一貫して提供できる。
スキャナーは一眼レフカメラ70台を搭載。撮影は一瞬で、静止が難しい子供やペットなどでもストレスなく行える。
なお、出張スキャンも行っており、1回5万円から。
フィギュアは、サイズ5㎝が25,000円、10㎝が50,000円、15㎝が90,000円。

 

3D SNAP
https://3dsnap.jp/

 

BIGVISIONの「写ボール」は、写真画質をプリントできる記念ボール(特許取得済み)。
インクジェットプリントした後に縫製しており、すべて自社で製作可能。記念品としてはもちろん、ブライダルのウエルカムボード替わりで使用されることもあるという。
1個から作成可能で、価格は野球ボールが2000円〜、サッカーが8000円。リードタイムは1個であれば、30~40日。

河野製紙は、オリジナルパッケージのティッシュ製品を紹介している。
最少制作個数は、箱ティッシュが5010個から、ポケットティッシュが10,000個から。
同社は30年前に保湿ティッシュを日本で最初に発売した会社で、現在は、コロナ禍の感染防止対策として、除菌・抗菌製品も販売している。

アドヴェンションフォーは、展示会に出展に関する4社が共同出展したブース。
提供できるサービスは、一般的なブース設営に加え、トリックアートやビジネスアニメ、展示会用プレゼンテーション、Webデザインなどの制作。これらをすべてワンストップで請け負えるという。

おみくじ工房・おえかき工房は、主力の「おみくじ工房」ブランドの商品をPRしている。
「おみくじ工房」は、干支や有名キャラクターなどの人形とおみくじがセットになっている。
発注は最低4000個〜。

華陽テクノプラザは、メッキとプリントを組み合わせた「メタルバッジ」を展示している。
このバッジは、スクリーン印刷後に、メッキを施しており、非常に輝度が高く、高級感のあるグッズ。
「絵柄に合わせて、部分的にメッキをできるところが当社の技術の特長」と担当者。
最少ロットは1,000個。

シヤチハタの「おててポン」は、手洗い練習用のスタンプ。手に押して、消えるまで洗い流すことで、手洗いの練習になるというもの。主に子供向けで、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて発売し、話題となっている。
担当者は「いたずらで、ハンコを手に押してしまう子供の気持ちから、これを活かす逆の発想で開発した」という。インクは食用色素を採用しており、口に入れても安全。

ヤマトは、主力ののりや付せんテープなどへの名入れをPR。「アラビックヤマト」「メモックテープ」などは500個から作成できる。
また、新製品の「アラビックヤマト パステルカラー」も展示している。

バンビーナは、漫画などのキャラクター手ぬぐいを展示。大ヒット中の「鬼滅の刃」は、従来の子供服店やおもちゃ屋さん以外にも、お土産店や物産展、量販店への販路拡大につながったという。

日本理化学工業は、ガラスなどに描いて消せるクレヨン「キットパス」の新製品「ライスワックス」タイプを出品している。同製品はパッケージを紙製に変更するなどSDGsを意識したという。

朝日化成の「木型によるブリスターパック」や「真空成形の梱包材」は、少量生産に対応している。
一般的な真空成型容器と異なり、金属型を使用せず、木型を採用。これにより金属に比べコストも3分の1になる。

 

Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.