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大日本印刷 ”個人データを直接埋め込む”パーソナライズド動画の生成・配信サービスの提供を開始 印刷物との連動も可能

【2023年10月23日】大日本印刷(DNP)は10月20日、より安全で安心な環境でパーソナライズド動画の生成・配信を行えるサービスの提供を開始した。
これはイスラエルのIdomoo Ltd.(アイドゥム)の「next generation video platform」を導入して行ったもの。

従来、パーソナライズド動画の生成には、HTMLやJavaScriptを使ってテンプレート(基本パターン)の上に個人データ(テキスト・画像)をかぶせる「オーバーレイ技術」が使われてきた。
この手法は、個人データの書き換えが可能で、悪意を持って生活者のブラウザ側で編集が行われた場合など、意図しない内容に改ざんされるリスクがあった。また、動画内での個人データの配置場所が限定されるため、コンテンツ制作(クリエイティブ)の面で制約が生じていた。

こうした課題に対してDNPは今回、海外で主流となっている、個人データを直接埋め込んだ動画を生成する手法を使ったIdomoo社の「ネイティブパーソナライズド動画」を導入。これによりセキュリティを強化し、高品質なパーソナライズド動画生成サービスを提供する。

この動画では、顧客の氏名や利用するサービスの内容などの情報を動画上で瞬時に生成可能。性別・年代・契約期間などの属性や条件に応じて、動画のシーンの選定や並び替えを自動で行える。
また、企業の最新情報を常に自動で動画にアップデートすることができるため、対象者の情報や視聴環境などに応じて、それらの情報をリアルタイムで反映できる。

作成時、プログラミングのコード入力は不要。個人データの配置場所などの制限がなく、柔軟性の高いデザインが可能となる。

サービスイメージ

さらに、動画内に、アンケートの選択肢や、個別化した製品・サービスの案内ページや購入ページ、問合せ先等にリンクするボタンなどを設置可能。
利用者の回答やクリックによって動画がインタラクティブに切り替わり、動画内でのアクションが他のシステムと連動するなど、より快適な動画体験の提供と行動喚起につながる。
同時に、顧客のアクションを統計データとして収集し、動画設計の改善もできるという。

DNPでは、このシステムと他のサービスを連携。ダイレクトメールに印刷して発送したQRコードを生活者が読み取った際に、個別に最適化された動画をリアルタイムで生成して表示するなどが可能。紙をベースとしたマーケティング施策とデジタル領域のコミュニケーションを連動させる。

また、DNPのオンライン広告配信サービスやデジタルサイネージと、リアルタイムに動画を生成する機能を組み合わせ、最適な広告配信も可能とする。

このほか、店舗サイネージとの連動や好きなキャラクターやアーティストなどが登場するオリジナルのコンテンツを生成なども可能。

これらにより、DNPが提供している顧客コミュニケーション施策と同サービスを組み合わせ、2025年までに累計25億円の売上を目指す。

 

コメント

Idomoo社 CRO Yaron Dishon氏
「Idomooは、セキュリティと品質を最優先に考える企業からの信頼が厚く、アメリカのトップ5大銀行やUSAA、Zurichなどの主要保険会社に利用される、世界最先端のパーソナライズド動画プロバイダーです。DNPとの協業を通じて、彼らのデジタルマーケティングやセールスプロモーションの専門知識を活かし、日本のビジネスシーンで更に多くの企業にこの最先端のOne to Oneコミュニケーション手段を提供できることを楽しみにしています。」

同サービスの詳細
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/20169835_1567.html

 

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