【2022年2月10日】トッパン・フォームズとブルーイノベーションはこのほど、AGV自動巡回点検ソリューションの提供を開始した。
同ソリューションは、工場・倉庫内の点検作業をロボットが肩代わりし、自動で行えるシステム。システムには、AGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送車)にカメラ、マイク、センサーなどを搭載している。
このソリューションを今年 1月から東日本旅客鉄道(JR東日本)東京総合車両センターの列車保守点検業務で、トライアルでの活用を開始。これまで申し出確認していた車両内の各種機器点検や確認をソリューションが代替した。
今回の活用で必要な点検を無人・自動で行えるようになり、作業品質の向上や作業時間の短縮、無人化による効率向上が見込まれる。
背景には、人手不足が深刻化する中、倉庫や工場などの保守点検が必要な施設の現状がある。
担当者の目視による点検やデータの記録、管理、分析など、いまだに人手による作業が多く、負荷も大きく、作業の効率化・自動化が喫緊の課題となっていた。
施設内を自動巡回するAGV(左)と「BEPサーベイランス」の管理画面(右)のイメージ
ソリューションは、巡回コースや時間設定、データ取得・保存までを一つのインターフェースで管理。
各現場で、異なる点検項目に対して、カメラ、マイク、センサーなどさまざまなデバイスを搭載するカスタマイズで対応する。また、5Gによる通信や、データのAIによる解析にもできる。
今後両社は共同で、同ソリューションを製造業やインフラ企業を中心に拡販していくとしている。
トッパン・フォームズ
https://www.toppan-f.co.jp/
ブルーイノベーション
https://www.blue-i.co.jp/
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