【2020年7月8日】大日本印刷(DNP)はこのほど、ICタグ(RFID)の導入に向け、効果検証を実施できるトライアルキットを開発した。
同キットは、リーダライタとアプリから構成され、RFIDを導入した際の効果測定が可能。導入検討企業が活用すれば、計画から評価まで一連の概念実証をスムーズに実施できる。
背景には新型コロナウイルスの感染防止対策があり、非接触での業務が増えており、その効率化に向けてRFIDを導入したい企業が増えているという。
しかし、RFIDの活用は、事前の導入効果検証や運用を想定した課題の抽出が重要な成功要因となっており、評価のためにはこれまで、機器の購入や簡易システムの開発など検証準備にかかる負荷が大きかった。
キットを使ったサービスでは、システム・機器の貸し出しと、現場でのRFID読取り環境構築のノウハウを提供。「RFID読取評価アプリ」に加え、ハンディリーダライタ、据置型リーダライタの2タイプの機器を使用する。
これにより、以下の内容を検証できる
①RFIDとバーコードとの読取り速度を比較し、導入効果試算に役立つデータを作成。
②RFIDの貼付位置やリーダライタのアンテナの位置の違いによる読み取り速度の差を比較し、RFIDタグの最適な貼付位置や、最適なアンテナ設置位置などを導き出す。
③RFIDを貼付した複数の商品の同時読取状況を可視化し、最適な商品の積み付け方を導き出す。
価格は支援作業と機器貸出の一式で300,000円~。
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