【2019年2月2日】凸版印刷は、プラスチックボトル代替となる紙パック「キューブパック」を開発した。
「キューブパック」は、水と常時接着する底部付近に紙端部を設けない独自構造により、従来の紙パックでは不可能だった、洗面所やバスルームなど濡れた場所での常時使用が可能な新しい容器。
また従来は、構造上不可能だった、口栓を中央につけられる形状も実現しており、ポンプを付け替える「付け替え容器」や広口容器としての使用もできる。
企業は同製品の採用により、プラスチックボトルと比較して、石化由来材料を約75%削減可能。また、既存のプラスチックボトルの充填機を流用しながら、組み立て式で折りたたみ可能な納入形態のため、充填前の輸送や保管費の削減もできる。
価格も従来のプラスチックボトルとほぼ同等の価格を実現した。
凸版印刷では、トイレタリー業界などに向け2019年2月よりサンプル出荷を開始。さらに食品業界などプラスチックボトルを使用する企業に向け拡販し、2020年度に約10億円の売上を目指す。
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