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共同印刷 電子書籍マンガのモアレがスッキリ! 「eComicScreen+」を開発 高精細化による課題を解消


【2018年6月4日】共同印刷はこのほど、「eComicScreen+(イーコミック スクリーン プラス)」を開発した。
「eComicScreen」はモアレを抑制して高品質なまんが電子書籍画像を生成する技術で、新開発の「eComicScreen+」は、この機能をAI技術の活用により向上させている。

「eComicScreen+」の利用により、スクリーントーンに起因する画像のモアレを細部まで抑制でき、より自然で高品質なまんが電子書籍の作成が可能となる。

共同印刷 eComicScreen+ 
左 : 従来処理 (天地1200px相当) 、中 : eComicScreen 、右 : eComicScreen+

モアレとは、規則正しく分布した線や網点が重なり合ったときに見える、縞やマダラの模様。まんが画像のスクリーントーンなどでも発生しやすい。

これまで、電子書籍のまんが画像は天地サイズ1200ピクセル程度のものが多く、デジタル用に縮小する際、スクリーントーンの網点がつぶれるため、モアレが軽減されていた。
しかし、デジタルデバイスの高画質化で、天地サイズが1600ピクセル以上になるケースが増え、従来の画像処理では、モアレが目立つようになっていた。

そこで2016年12月開発された「eComicScreen」では、変換処理の際、画像を解析してスクリーントーン領域を抽出し、対象部分にのみモアレ軽減処理が可能となった。
一方で、極小エリアでのスクリーントーンの認識モレや複雑な形状をしたスクリーントーンの認識ムラ、細い線とスクリーントーンが重なった部分の細線のボケなどでは課題があった。

新たな画像処理システム「eComicScreen+」ではこの課題を解決。画像処理技巧をAIに学習、蓄積させることで、スクリーントーンの抽出精度を大幅に向上させた。また、画像の処理速度が増し、作業性もアップしている。

共同印刷では、「eComicScreen+」を出版社などに向けて提案し、まんが関連の受注拡大に努め、2021年度に売上10億円を目指す。

 


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