【2017年12月23日】凸版印刷は12月21日、新型のデジタルサイネージ「FloatPanelDisplay(フロートパネルディスプレイ)」発売した。
「FloatPanelDisplay」は、凸版印刷が開発したもので、白く光る特殊なディスプレイに、さまざまな形に加工した偏光フィルムをかざすことで、その部分にだけシンボリックに映像が映し出されるデジタルサイネージ。
訴求する内容に合わせてフィルムの加工や映像の制作を行うことで、インパクトのある演出が可能となる。
メガネや電車といった任意の形に加工したフィルムをアクリル板などに貼付すれば、レンズや車体にだけ映像を浮かび上がらせられる。
訴求したい商品やロゴを、空中に映像が浮いているような立体的で不思議な表現で展示でき、アイキャッチ性が高く、集客効果が期待できるという。
販売開始に先立ち本製品は第1弾として12月5日、グランドオープンしたシンガポール・チャンギ国際空港の日本食専門フードホール「JAPAN GOURMET HALL 『SORA』」(運営:全日空商事株式会社設立の合弁会社)のエントランスのメイン看板として採用された。
価格は25インチワイドスタンド型(25インチディスプレイ使用の場合)約30万円~で、カスタマイズ費用、コンテンツ制作費、運搬費、設置作業費などは別料金となる。
凸版印刷では、流通業界や小売業界、観光事業者に向けて本製品を拡販し、2017年度に関連受注を含め約2億円の売上を目指す。
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